2009年04月23日(木) |
SMAP 草なぎ 剛 「 公然わいせつ 」 で逮捕 |
「 失敗する人には 2種類 ある。
考えたけれど実行しなかった人と、実行したけれど考えなかった人だ 」
ローレンス・J・ピーター ( カナダの教育学者 )
There are two kinds of failure ; those who thought and never did, and those who did and never thought.
Laurence J. Peter
人にもよるが、酒の席における失敗は、寛容に扱われやすい。
もちろん、だからといって、何をしても許されるわけではない。
人気グループ SMAP の 草なぎ 剛 (34) が 「 公然わいせつ 」 の容疑で逮捕され、今日は、その話題でもちきりだった。
どうやら、泥酔して都内の公園で全裸になり、近所の住民から通報を受け駆けつけた警察官の制止に従わなかったので、逮捕に至ったらしい。
これが一般人の場合なら、「 よくある話 」、「 酒癖の悪い奴 」 で済まされ、報道されることもないが、著名人となれば、まったく話が違ってくる。
出演するテレビ番組、CM など、関係各方面へ及ぼす被害は計り知れず、若年齢層のファンも多いため、青少年への教育上も、よろしくない。
総務省が推進する 「 地上デジタル放送 」 普及のキャラクターも務めていたが、今回の不祥事を受けて、外されることが明らかになった。
逮捕後、彼の自宅は異例の家宅捜索を受けたが、おそらく、覚せい剤などの薬物を使用していた疑いを持たれ、そうなったのではないか。
最近は、芸能界に薬物汚染が拡がっているという噂もあり、奇異な行動が、捜査員の目に止まったとしても不思議はない。
結果的に、捜索は 30分 で終了して、あぶない モノ は何も出てこなかったようなので、早期に釈放され、さほど重い罰は科せられない見通しだ。
むしろ、刑事罰の軽重よりも、復帰までに要する期間や、その後の活動に与える影響のほうが、本人も、所属事務所も、不安に思っているだろう。
当面の活動自粛は仕方ないが、飲酒運転による事故や、傷害など、悪質な事例ではないから、時間の経過と共に、いつか “ ほとぼり ” は冷める。
お酒が飲めない人には理解し難いかもしれないが、酒に酔って羽目を外したり、普段とは違う突飛な行動に走るのは、珍しいことでもない。
だが、34歳 という年齢や、自分の置かれている立場などを思えば、思慮、分別を保ち、もう少し慎重に行動すべきだった事実も否めない。
憎めないキャラクターなので、なんとなく可哀想な気さえするが、十分に反省し、失敗を繰り返さないためにも、しばらくの休止期間は必要だろう。
世間の許しを乞い、認められ、再起を目指すため、飲酒運転の撲滅運動に ノーギャラ で参加するとか、社会奉仕に貢献するのも良い案だ。
少し甘いかもしれないが、せっかくの才能とキャリアを、こんなことで終わらせてしまうのはもったいなく、今後の反省と再起を見守りたいと思う。
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