2009年03月11日(水) |
洗脳が解けた 金 賢姫 の苦悩 |
「 狂信は、自分の目的を忘れ、努力を強化するところに生じる 」
ジョージ・サンタヤナ ( スペイン系アメリカ人哲学者 )
Fanaticism consists in redoubling your efforts when you forgotten your aim.
George Santayana
仕事なら苦に感じないが、余暇に、ただ座って単純作業をするのは嫌だ。
だから、昔から 「 パチンコ 」 という ギャンブル を好きになれない。
世の中が デジタル化 していく中で、どうして 「 パチンコ 玉 」 というものが無くならず、いまだに存在し続けるのか、不思議に思ったことがある。
最新の技術を活用すれば、パチンコ に重い鉄球を使わなくても、たとえばゲーム機のごとく、画面上に バーチャル の 玉 を飛ばすことは可能だろう。
勝敗を 磁気カード か何かに記録できるようにすれば、面倒な 玉 の運搬が不要になり、利用者は楽だし、店側も コスト の削減になるのではないか。
パチンコ に詳しい知人へ、そうした疑問を投げかけたところ、「 あの 玉 の “ 重み ” こそが、常連客に達成感を与える 」 のだそうである。
無機質に ポイント が加算されるだけなら、中毒的に 「 のめりこむ 」 ような人は少ないが、ジャラジャラ と鉄球が出ることで、ハマ る人が多いらしい。
パチンコ店経営者の 約 9割 は、在日外国人の人々で、うち半数以上を、朝鮮 ( 北朝鮮系 ) 籍の人たちが占めている。
最近は 「 対北制裁 」 が厳しくなり、パチンコ店の収益を 本国 ( 北朝鮮 ) に送金するのは困難になったが、重要な資金源であることは間違いない。
主たる送金は 「 朝鮮系金融機関 」 で行われていたようだが、パチンコ店の近辺には、日本の銀行系消費者金融 ( サラ金 ) の ATM が多い。
つまり、日本の銀行が、送金には関与せずとも、利害が一致することから、パチンコ店の運営に大きく貢献していることは、紛れも無く事実である。
パチンコ に興味のない私からみると、それが、いかに多くの日本人から 「 お金 」 を奪い、また、常習者を 「 堕落 」 させたか、悪い印象しかない。
戦後数十年の間に、数多くの日本人を 「 パチンコ漬け 」 にした 北朝鮮 の “ 洗脳技術 ” には、「 敵ながらアッパレ 」 と感心せざるを得ない。
もう一つ、数多くの日本人を洗脳したのが 「 日本国憲法の遵守 」 であり、これは、旧社会党 ( 現社民党 ) と、日教組を通じて行われてきた。
パチンコ に興じる人も、護憲論者の人も、けして 「 北朝鮮に協力しよう 」 と思って行動しているわけではないが、結果的に、そうなる仕組みなのだ。
北朝鮮 を擁護し、「 拉致など存在しない 」 と言い続けてきた左翼政党は、国防、攻撃に要する 「 日本の武力行使能力 」 の封印を目的とした。
日本が武力行使に及ぶと、海外から非難されるより前に、国内から反撥の火の手が上がり、「 違憲だ 」 と騒ぎ立てるよう、見事に洗脳したのだ。
22年前に起きた 「 大韓航空機爆破事件 」 の実行犯である 金 賢姫 が、拉致被害者 田口 八重子 さん の兄、長男に面会する様子が報道された。
彼女は、乗員、乗客 115名 の生命を奪った殺人犯だが、誰がどうみても、それは本人の意思でなく、テロ国家の策略と、洗脳による仕業である。
彼女が恩赦を受けたことに、反撥する韓国人も多いと聞くが、彼女自身は、洗脳が解けぬまま、あっさりと処刑されたほうが楽だっただろう。
逮捕時の映像では、彼女の口元がマスクで覆われ、マウスピースを噛まされているが、これは、「 舌を噛んで自害する 」 のを防ぐための措置だ。
決死の覚悟を抱き、大量殺戮を行うまで洗脳を施された彼女が、狂信から覚め、善悪の判断を取り戻した苦悩は、筆舌に尽くしがたい。
彼女の 「 涙 」 を観て、北朝鮮に対する憎悪が一段と強まった人も多いと思うが、そんな人の中にも、知らずと “ 洗脳 ” に冒されている人がいる。
北朝鮮や、その信奉者の口車に乗って、いつまでも 「 護憲論 」 を妄信していては、拉致問題の解決が遅れるばかりである。
拉致問題への対応が遅い、緩いと政府を批判するのは自由だが、それは、無意識に ( あるいは意識的に ) 北朝鮮を助ける国民の責任が重い。
武力行使こそ最善とは言わないが、「 武力行使も有り得る 」 という姿勢で臨まないと、この問題は永遠に解決しないだろう。
アルカイダも、北朝鮮も、オウム真理教も、彼らの最大の武器は 「 洗脳 」 であり、その呪縛から早く解けないと、いづれ、遺恨を残す結果になる。
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