2008年11月29日(土) |
羽賀 研二 を支える献身的な妻 |
「 愛する者は不可能を信じることができる 」
エリザベス・ブラウニング ( イギリスの詩人 )
Who so loves believes the impossible.
Elizabeth Barrett Browning
女性の中には、極めて 「 男運 」 の悪い人がいる。
あるいは、ダメな男に魅力を感じてしまう女性が多いのかもしれない。
未公開株をめぐる3億7000万円の詐欺と、恐喝未遂の罪に問われ、懲役8年を求刑されていた タレント の 羽賀 研二 に、無罪の判決が下された。
この事件では、共犯として逮捕された暴力団関係者に、既に懲役3年半の実刑判決が言い渡されているので、検察側が控訴するのは確実だろう。
控訴審のことを考えると、うかつに 羽賀 を起用するメディアは少ないだろうから、無罪になったとはいえ、今後、タレント活動を続けるのは難しそうだ。
二年前、彼はテレビ制作会社勤務の女性と結婚しており、その妻が、愛車や不動産を処分し、自ら介護の仕事をしながら、獄中の 羽賀 を支えた。
閉廷後、妻と抱擁して涙を流し、記者団にも 「 妻に感謝している 」 と語ったらしいが、もともと、良い噂を聞かない “ 問題児 ” だけに、信用し難い。
芸能ニュースに関心が薄いので、どんな奥さんなのか知らないが、前妻は 梅宮 アンナ だし、彼女も、かなり魅力的な女性なのではないだろうか。
顔が男前なだけが取り柄で、たいした芸も無ければ、素行も悪い 羽賀 に、そこまで尽くしたところで、この先、ロク なことは無いような気がする。
先日、保釈された 小室 哲哉 ( 詐欺罪で起訴中 ) も、妻が保釈保証金を用立て、すっかり落ち目になった夫を、献身的に支えているという。
甲斐性が無い程度なら許せても、悪事にまで手を染めるような男と生活を共にし、離婚もせず、健気に支える女性の心境は、ちょっと理解し難い。
傍目には、とても気の毒で、「 そんな男とは、さっさと見切りをつけなさい 」 と声をかけたくなるが、当事者には、余計なお世話なのだろう。
たまに、歌の歌詞などで 「 世界中を敵に回しても、君を愛してる 」 といったフレーズを耳にするが、よく考えてみると、ずいぶん変な話である。
誰かを愛するのに、世界中を敵に回さないといけない状況とは、すなわち、その相手が 「 国際社会に敵対する者 」 ということを意味する。
犯罪者や、悪の枢軸の首領、テロリストなどが挙げられるけれども、彼らに愛情を注ぐなら、奉仕や支援より、「 更生 」 させることが先決ではないか。
既婚の女友達と食事をし、「 そう思いませんか 」 と尋ねたところ、「 そんな理屈っぽいことばかり言うから、アンタ は結婚できないのよ 」 と叱られた。
たとえ、数十億人から 「 悪党 」 だと嫌われていても、ひたすら 「 いい人 」 だと信じること、すなわち 「 アホ になること 」 が、結婚の秘訣らしい。
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