2008年10月26日(日) |
「 橋下 知事 」 VS 「 クソ教育委員会 」 |
「 悪化は良貨を駆逐する ( あっかはりょうかをくちくする ) 」
トーマス・グレシャム ( イギリスの財政家、貿易商 )
Bad money drives out good money.
Thomas Gresham
質の悪いものが、質の良いものを圧倒したり、締め出したりすること。
悪い人物に関わると、「 良い人までも悪くなる 」 という意味に使われる。
橋下 徹 知事 と、大阪府教育委員 らが、教育行政について一般参加者と意見を交わす 「 大阪の教育を考える府民討論会 」 が、26日、開かれた。
この討論会は、府教育委員会と府が主催し、約 700人の府民が参加したが、代表者15人が意見や質問を述べ、知事や教育委員長らが応じた。
会場では、知事が発言するたびに、現場教員らから 「 『 くそ教育委員会 』 発言を撤回しろ 」 などの野次が飛び、終始騒然とした雰囲気だった。
その様子に、たまりかねた知事からは 「 こういう教師に、子供たちを任せられない 」 という発言が飛び出し、対立は、さらに エスカレート したという。
会場の中、知事批判をしているのは教職員だけで、一般参加者の大半は、橋下 知事 を支持する声が多く、府民の 「 民意 」 は明らかだった。
日教組の組合員からは、「 中山 前国交相 の “ 日教組の強いところでは、学力が低い ” との発言を、知事が賛同した 」 ことについて質問があった。
おそらく、彼らは、「 中山 氏 や、橋下 知事 だけでなく、日本国民の大半が “ 日教組は問題あり ” と認識している 」 ことに気付いていないのだろう。
また、橋下 知事 は 「 9割の先生は、一生懸命にやっている 」 とした上で、「 地域や家庭が学校運営に関わり、1割を排除してください 」 と訴えた。
無能な教師が 「 全体の1割 」 という分析には疑問を感じるが、たしかに、どうしようもない輩を排除することは、急務といえるだろう。
ただし、「 悪化は良貨を駆逐する 」 の通り、日教組という “ 悪いもの ” を解体しないかぎり、せっかく良い新人を採用しても、いづれは悪く染まる。
どんな組織でも、組織内の 「 悪 」 を放置すると、やがては勢力を拡大し、良識派が自浄しようとしても、それを締め出し、追放する危険が高い。
企業ぐるみの食品偽装なども同じだが、誰かが良心に目覚め、改善しようとしても、はじき飛ばされるのが世の常である。
教育現場に口を挟まず、いわゆる 「 プロ 」 に任せろという意見もあるが、組織に自浄能力が無いのなら、外部が干渉するしか打つ手はない。
身内の待遇改善しか頭にない日教組は解体し、教育委員会には、教職員や公務員、その OB だけでなく、客観的な立場の有識者を交えるべきだ。
学力向上も重要だが、世間一般の 「 常識 」 を持ち合わせず、市民の前で公然と野次を飛ばすような連中に、子供の教育など任せられない。
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