2008年10月24日(金) |
アメリカ大統領選挙 : オバマ 氏 9% の リード |
「 民主主義は、誰が責任をとるべきかを、人々が自由に
選択する システム である 」
ローレンス・J・ピーター ( カナダの教育学者 )
Democracy is a process by which the people are free to choose the man who will get the blame.
Laurence J. Peter
与党が年内に解散総選挙を行う見通しは強いが、未だ、定かではない。
麻生 首相 は、「 政局より、日本の国際的役割を優先する 」 と語っている。
景気が良く、株価が上がっていると 「 民間の努力の賜物 」 とされ、株価が下がると 「 政治が悪い、首相が悪い 」 と揶揄されるのが、世の常である。
だから、洋の東西を問わず、国の指導者にとって 「 景気対策 」 は最大の懸案事項であり、特に産業界からは、その手腕を持つ人材が求められる。
現在、世界不況の真っ只中にあるので、誰が政権を担っても 「 これ以上は悪くならないだろう 」 と思うが、やはり、経済に疎い御仁では頼りない。
次期選挙では、民主党が圧倒的に有利という調査結果もあるが、小沢 氏、麻生 氏 を 「 経営の センス 」 で比較すると、麻生 氏 に軍配が上がる。
深刻な景気の低迷が、有権者の投票行動にどのような影響をもたらすか、とても興味深いところでもある。
アメリカ も大統領選挙が間近に迫っているが、本日時点の世論調査では、民主党 オバマ 候補が、共和党 マケイン 候補を、支持率で上回っている。
前回の調査では 7% 差だったが、21日は 9%差に リード が開いており、今後は、さらに 「 オバマ 優勢 」 が加速するという見通しが強い。
当初、オバマ 氏 は 「 外交手腕に欠ける 」 という懸念から、特に保守派の人々には敬遠されがちだったが、ここへきて情勢が大きく変わってきた。
金融危機に端を発した大不況の不安が高まる中、国民の関心は安全保障よりも経済対策に重点が置かれ、外交政策など 「 二の次 」 と考えている。
年収25万ドル以上の国民を対象に、税率を 3% 引き上げる オバマ 氏 の税制改革案も、総体的な年収が下がり始めた現在、支持層を拡大した。
別の世論調査で、新大統領を選ぶ際に 「 人種問題は最も重要な条件か 」 という問いに対し、「 重要 」 と答えた人の割合は 5% だった。
ただ、“ 人種差別主義者 ” とみられることを嫌う有権者が、世論調査では黒人候補を支持しながらも、実際は白人候補に投票する可能性もある。
だから、人種の違いが投票に及ぶ影響力が、実際にどの程度まで働くかは予測し難いが、両候補の明確な特色の違いは 「 肌の色 」 だけではない。
同じ調査で、新大統領を選ぶ際に 「 候補者の年齢は最も重要な条件か 」 という問いに対し、50% の人が 「 選択に影響する 」 と答えている。
現在、オバマ 氏 は 47歳、マケイン 氏 は 72歳 だが、経済の危機的状況に際して、「 若く エネルギッシュ な リーダー に期待する 」 声が多い。
様々な要素から、これで 「 次期大統領は オバマ 氏 に決定 」 と言いたいところだが、最後まで何が起こるかわからないのも、大統領選の特徴だ。
2004年の大統領選挙では、民主党 の遊説先で、3歳の少女が掲げていた 共和党 ブッシュ の プラカード が、民主党 の支持者に奪い取られた。
この模様は、AP通信 が写真に収めて世界中へ配信されたのだが、当然、民主党 は批判を浴びることになり、選挙の勝敗にも少なからず影響した。
後から判明したのだが、少女の父親は フィル・パーロック という 共和党 が抱える “ 騒動屋 ” で、民主党 の集会に紛れ込む 「 プロ 」 であった。
既に、その趨勢が決したかにみえる大統領選だが、終盤には、このように過激な 「 権謀術数 」 が活発に行われるので、本選まで目が離せない。
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