Tonight 今夜の気分
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2007年09月18日(火) 民主党が隠す 「 年金問題の真相 」



「 真実が靴をはくあいだに、嘘は地球を半周する 」

                       マーク・トゥエイン ( アメリカの作家 )

A lie can travel half around the world while the truth is putting on its shoes.

                                    Mark Twain



もし、「 世界一、豊かな国はどこか 」 と尋ねられたら、何と答えるだろうか。

私は迷わず、東南アジアの小国 「 ブルネイ 」 だと答える。


ブルネイ は、陸地を マレーシア に囲まれた、ボルネオ島北部に位置する人口36万人の小国で、総面積は日本の三重県と同じくらいだ。

石油天然ガスの資源が潤沢で、その輸出額はGDPの約半分を占め、非常に経済は潤っており、驚くなかれ 「 所得税が徴収されない 」 のである。

大半が 「 庭付き一戸建て 」 に住み、車は各家庭で二台平均が所有され、その車種は、ベンツ、BMW などの高級車が目立つ。

埋蔵量の多い石油、天然ガスへの依存度が高すぎる為、最近は、それに代わる新しい産業の開発に取り組んでいるが、その費用も簡単に出せる。

日本国民の多くが不安を抱えている 「 年金 」 は、ブルネイ では無条件で高齢者に支給され、しかも、なんと 「 掛け金は不要 」 なのである。


自民党に逆風をもたらし、安倍首相を退陣に追い込んだ主要因は、なんといっても 「 年金問題に関する国民の不信感 」 が大きかったことだろう。

窮地に立つと 「 お腹が痛くなっちゃう 」 安倍氏が退陣したことについては何の異論もないが、こと年金問題に関しては、不可解な点が多い。

その第一は、「 どうして多くの国民は、年金問題についての不満や、怒りの矛先を自民党に向けたのか 」 というところである。

ほんの少し考えれば、社会保険庁の腐敗体質を野放しにして、年金問題を解決から遠ざけているのは、ほかならぬ 「 民主党 」 だとわかるはずだ。

私自身は、年金を辞退するつもりだし、あまり興味もないから今まで書かなかったが、「 民主党の悪行 」 を、知らない人のために書き留めておこう。


まず、社会保険庁という役所の 「 腐敗した原因 」 が、その中で幅をきかす 「 自治労と、幹部の横暴 」 によるものだということは、周知の事実である。

その対策として、安倍政権は 「 社会保険庁改革関連法案 」 を議会に提出し、万全ではないにしても、前向きに 「 社保庁を解体 」 しようとした。

ところが民主党は、年金問題に関する社保庁の不祥事を次々と暴く一方で、解体に対しては 「 執拗に抵抗 」 し、ことごとく法案に反対を唱えた。

自治労を有力な支援母体とする民主党が、次々と社保庁絡みの不祥事を入手した背景に 「 社保庁から、リークを受けていた 」 のは歴然である。

本来ならば、スッパ抜いた ( 形の上では ) 民主党や、長妻議員あたりが、社保庁解体を叫ぶべきはずが、逆に抵抗するのは、なんとも不可解だ。


つまり、民主党は入手した社保庁の醜聞を 「 自民党への攻撃 」 には利用したが、国民のために 「 社保庁を改革する材料 」 には用いなかった。

その理由は簡単で、諸悪の根源である社保庁には自治労が巣食っており、それを解体することは 「 支援母体の自治労が許さない 」 からである。

自治労は身内の不始末を民主党に教え、その見返りとして、安倍政権が取り組もうとしていた社保庁解体、年金改革を、民主党に阻止させたのだ。

その証拠に、民主党は 「 歳入庁 」 案という代案を出したが、これは社保庁職員を公務員資格で横すべりさせる 「 自治労に都合の良い案 」 である。

以降、「 社保庁を解体して、年金問題を真剣に解決したい安倍内閣 」 と、「 社保庁解体案を潰したい民主党 」 の闘いは、参院選へと続いていく。


半年前の様子を思い出して欲しいのだが、年金問題が浮上するまで、前回の参院選は 「 憲法問題 」 が争点となるはずだった。

ところが民主党内には、改憲派、護憲派がいるので、参院選で憲法問題が争点となれば、対立して収拾のつかない状態に陥ってしまう。

第二の争点と予想された 「 教育改革 」 案も、日教組を選挙母体としている民主党には、国民を納得させられる有意義な政策が打ち出せない。

民主党は、支援団体である自治労、社保庁内の 「 身内の不祥事 」 を武器に与党を責め、捨て身の覚悟で年金問題を参院選の争点に浮上させた。

マスコミは、この 「 たくらみ通りの方向 」 へ世論を誘導し、結果、ご承知の通り、民主党にとって 「 願ってもない結果 」 に繋がったのである。


私は、どんな結果であろうと 「 国民の選択こそ最良 」 と考えているので、政治家に騙される有権者がいても、その一票に敬意を表するつもりだ。

また、民主党の小沢代表や、長妻議員よりも、安倍首相のほうが真面目に年金改革に取り組んだと思うが、「 ストレス耐性の無い人は失格 」 である。

ただ、年金問題への批判の矛先は、腐敗体質をもたらした自治労に支えられ、利益を代弁し、社保庁解体に抵抗した民主党に向けるべきだと思う。

また、民主党の長妻議員には、何の疑いもなく英雄扱いして崇める御仁もいるようなので、彼らの期待を裏切らないように、頑張って欲しいものだ。

以上、今夜は 「 民主党の悪行 」 を書いたが、それを有権者へ明確に伝える能力の無い現内閣も、国民の信頼に足る存在とはいえないだろう。






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