| 2007年06月03日(日) |
民主党政権になると年金問題はさらに悪化する |
「 記憶力の悪さほど、政治の世界で重宝なものはない 」
ジョン・K・ガルブレイス ( カナダの経済学者 )
Nothing is so admirable in politics as a short memory.
John Kenneth Galbraith
どこがと訊かれても返答に困るが、やはり 長澤まさみ ちゃん は可愛い。
先日も 「 20歳になりたくなくて、泣いちゃった 」 そうである。
最近お付き合いしている 「 あと数年で三十路を卒業する 」 角度によっては 長澤まさみ ちゃん に似た彼女にその話をし、同意を求めてみた。
すると、キレイなお姉さんは怪訝そうに敵意のこもった 「 ハァ? 」 てな表情で、「 その話の、どこが可愛いんじゃい 」 と、たいそうご立腹である。
こんな時は、「 いやいや、若い子も ( というか、若いほうが ) 可愛いけれど、すねて甘える大人の女性も可愛いよ 」 と、ご機嫌をとるのが望ましい。
この際のポイントは、「 個人 対 個人 」 の比較から 「 集団 対 集団 」 へと焦点を移すところであり、その作業を怠ってはいけない。
トップアイドルと一個人が比較された場合、「 まず勝ち目がない 」 と相手は憤慨するので、「 20歳 対 熟女 」 という集団比較に話を変えてしまうのだ。
いまでこそ、女性と親しくさせていただくことに抵抗のない私だが、これでも高校生の頃は 「 硬派 」 で知られており、まったく オクテ だった。
そんな私に、クラスの女生徒たちが立ち上がって 「 TAKA に彼女を 」 と、ご親切に 「 相手を セッティング してやろう 」 とされたことがある。
第一段階として、私の好みを知るために、クラスの キレイどころ が5人ほど前に現れ 「 この中では誰が好み? 」 と、答えに詰まる質問を尋ねられた。
そんなことが堂々と言えるのなら 「 硬派 」 で苦労してないし、第一、そこで誰かを選ぶと、後々、カドが立ったり、面倒な話になるのは明らかだ。
窮地に追い込まれつつ、一応、それぞれの容姿を眺めていると、そこには 「 女のプライド 」 が漲っており、ヤケドしそうな火花が飛び散っている。
そこで私は、ふと 「 誰がとは言えないけれど、うちのクラスの女子は平均的にレベルが高いよね 」 と、奇跡に近いナイスな回答を放った。
けして、上手に切り抜けようと画策したわけではなく、その場で感じた自然な感想を呟いたことが、結果的には最善の答に辿り着いたのである。
この発言は全女子に好評で、気まずさを解消できたうえに 好感度アップ を果たせ、その後の学校生活を快適に過ごせる一助となった。
個別に全員を喜ばせることは難しく、誰かを特別扱いすると、別の誰かの嫉妬や怒りを買う場面も多いが、集団を評価し称える方法がある。
いわゆる 「 組織票を獲得する 」 というのは、このことかと思い知った実例で、はるか数十年も前のエピソードだが、いまも印象に残っている。
年金に関する社会保険庁職員の仕事ぶりは 「 あまりにもお粗末 」 と言わざるをえず、マスコミも必要以上に煽るので、国民の多くはお怒りである。
安倍首相は、年金問題を選挙の争点にしたくないようだが、いまのところ、よほどの事態が起きないかぎり、有権者の関心は年金問題に高い。
当然、ここぞとばかりに野党はこの問題を追及するわけだが、党首討論で小沢代表は 「 私は年金に詳しくないですが 」 と大々的に失言を発した。
また、そもそも年金の現行システムが確立された1996年当時に、その任にあたっていた厚相は 「 現在、民主党代表代行の 菅 直人 氏 」 である。
国民の社会保険庁に対する怒りや、監督する内閣、与党に対する失望はごもっともだが、民主党に任せたら 「 さらに最悪 」 の事態が予想される。
2年前の参院選は、小泉前首相の個人的な求心力で自民圧勝という結果に終ったが、安倍首相を旗印として同じ戦い方をすることは望ましくない。
今回は、有権者の年金問題への関心度に着目して、「 野党に何ができるのか、与党は解決できるのか 」 を焦点にしたほうが、自民に有利だ。
実際、年金問題がおかしくなっちゃった要因は、体制や、システムを大幅に変えたタイミングに集中しており、政権交代は解決を遅らせやすい。
現行の管理体制や、職員たちにも問題はあるが、本気で解決を望むなら、上も下も変えずにじっくりと、地道に作業にあたらせたほうがよいだろう。
どんな過去の失策が現状の問題点を招いたか、現在、民主党の首脳部にいる人たちがどのように関与したのか、それを記憶しておくべきだ。
すべての人が満足してはいないけれど、国家全体に対する安倍氏の思想については、その著書がベストセラーになるほど、極めて支持が高い。
以前より、憲法改正に賛成する人が増えていることなども、その裏づけだと考えてよいだろう。
しかし、容貌のせいでもあるのか、強気の発言をしている割には印象として 「 力強さ 」 がなく、どうにも個人的な求心力は低いようである。
次の選挙では、首相本人が前に出ることを抑え、自民党として何ができるか、民主党に何ができるのか、という姿勢で臨むほうがベターだろう。
選挙にも、個人戦が有利な場合と、団体戦が有利に働くケースがあって、内閣支持率の低迷ぶりをみても、どちらが得策かは明らかである。
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