| 2007年02月26日(月) |
理想的な社会保障のシステム |
「 社会保障とは、歯がなくなったあとにステーキを食べても
よいという制度のこと 」
英語のジョーク
Social Security is a system that guarantees you steak after your teeth are gone.
English joke
あまり体調がよろしくないけれど、今週は商用で中国へ行く予定だ。
お金が最優先事項ではないが、せいぜい働ける間に稼いでおきたい。
老人に敬意を払い、大切にすることは悪いことじゃないが、どうも日本人は、老人に対して間違った認識をしている人が多いように思う。
たとえば、「 年金で生活する老人 」 と聞けば、貧しくて、哀れな老人の姿をイメージしやすいが、実際のところは、大半がそうでもない。
統計によると、年金生活に入ってからの貯蓄額は、一人平均 二千万円 という数字が算出されており、意外に優雅なものなのである。
もちろん、なかには困っている人もいるだろうが、この数字をみるかぎりは、若者に法外な負担を負わせてまで、現状の年金体系を守る必要などない。
逆に、年金をもらう年齢までに相当な財産を築いた人でさえも、同じように支給されているわけで、むしろ 「 使い道に困っている人 」 までいる。
年金については、権利があっても 「 放棄 」 する人々を募ることで、少しは若年齢層への負担が少なくなるはずである。
今後の年金制度に期待がもてないことも理由だが、私は将来、年金をもらう権利を放棄するつもりでいる。
かといって、月々の積み立てを払わないつもりもないし、それは困っている人たちに役立ててくれればよいだけの話だ。
たぶんその頃には、日本に住んでもいないと思うし、順調にいけば老後の生活費ぐらいはなんとかなるし、後継ぎに楽をさせるつもりもない。
実際、そんな人間も多いと思うのだが、特には必要のない無駄な費用まで 「 社会保障 」 の名目で構想に入れるから、財政計画がおかしくなるのだ。
日本の社会保障制度における問題点は、「 なんでも税金で賄おうとする 」 くせに、「 新税の導入には極めて神経質 」 なところでもある。
また、「 当事者に責任をとらせず、皆で痛みを分け合う 」 ところにも問題があり、それが釈然としない税制への不信感を一層つのらせている。
たとえば、アホな銀行のつくった不良債権を全国民に代償させたり、自治体の努力不足を住民税で補わせるあたりは 「 愚の骨頂 」 といえるだろう。
イギリスの場合はシンプルで、首都圏に出入りする自動車から 「 渋滞税 」 として料金を徴収したり、当事者に対象を絞って負担を命じている。
旧ソ連などは、死刑囚を射殺した際の 「 弾代 」 を囚人の家族に請求するといった徹底ぶりで、まさに 「 当事者に支払わせる 」 スタイルである。
日本も同じように、銀行の負債は銀行及び銀行員に支払わせ、犯罪者の収監に掛かる費用は、できるかぎり犯罪者に支払わせればよい。
環境に著しく影響を与える産業から 「 環境税 」 をとり、高速道路を整備する費用は自動車会社、カーオーナー、運転者から徴収すべきなのだ。
あれもしてほしい、これもしてほしいと国にねだるばかりではなく、してほしい事柄に関わる原資を、するべき人間から徴収することが望ましい。
あるサイトに、「 鉄道自殺を目の当たりにした運転者の心のケアをすべき 」 という記述があったが、これはもっともなご意見だと思う。
当然、この場合のカウンセリング費用は、自殺者 ( は無理なので縁者 )、過去に自殺を図った者などから徴収することが望ましい。
このように、まんべんなく全国民から徴収するのではなく、当事者に対象を絞って費用を賄うと、お金を支払う側も納得できるはずである。
そして、お金に困っていない老人には年金も、医療費などの優遇的措置も与えないことで、いわゆる 「 社会保障 」 に関わる費用全般が軽減される。
すると、「 世間に余分な金銭負担をかけていない人 」 の税負担を減らし、なおかつ 「 本当に困っている人 」 を、より多く救済できるはずである。
老人だから、障害者だからという尺度ではなく、基本的に自分たちが対象となる費用はできるだけ自前で支払い、困っている人は国家で救済する。
徹底するには時間が掛かるけれど、「 障害者自立支援法 」 のように、題名だけは立派だが内容の伴わない愚法より、はるかに的を得ているはずだ。
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