「 全世界は、酒三杯分遅れている 」
ハンフリー・ボガート ( 俳優 )
The whole world is about three drinks behind.
HUMPHREY BOGART
わかるような、わからないような文章である。
わからないので酒を飲んでみても、やっぱりよくわからない。
最近、よく飲んでいるのが 「 鍛高譚 ( たんたかたん ) 」 という焼酎だ。
これは、北海道旭川市の合同酒精という会社から発売されており、北海道白糠町 ( しらぬかちょう ) 特産の 「 紫蘇 ( しそ ) 」 を原料に使っている。
代表的な焼酎の原料には 「 芋 」 とか 「 麦 」 がよく使われているものだが、「 紫蘇 」 を原料にしているものは珍しい。
いまは全国的に流通しているようで、大阪でも簡単に手に入る。
飲んだ途端に 「 紫蘇 」 の風味が漂い、口当たりが良く爽やかなので女性にも人気があり、「 お湯割り 」 なんかにすると、いくらでも飲めてしまう。
というわけで、今夜はけっこう 「 へべれけ 」 である。
私は、ビール、ワイン、日本酒など 「 そのまま飲む酒 」 には弱いのだが、ウイスキー、ブランデー、焼酎など 「 割って飲む酒 」 にはかなり強い。
したがって、そういう酒を飲むとつい、多量に摂取する傾向がある。
タクシーに乗るまでは何でもなかったのだが、帰宅した途端に 「 酔い 」 が回ってきて、けっこう 「 へべれけ 」 で PC に向かっている。
そういうわけで、「 今夜の気分 」 は 「 へべれけ気分 」 である。
日記を休もうかとも思ったのだが、一つだけ書きたいことがある。
それは、たぶん少し前のことなのだろうけれど、いつの間にか、この日記の累計アクセス数が 「 10万 」 を超えていた。
それで、いままでご覧いただいた皆様に、ひとことお礼を申し上げたい。
以前は、「 キリ番 」 の方に記念品を差し上げたりしていたのだが、最近は不精して、そういう面倒な作業は敬遠してきた。
今回も、何も差し上げることはできないが、ただ、このような稚拙な日記を読んでいただいた、述べ10万の皆様に、心から感謝申し上げる次第だ。
友達と集まって美味い酒を飲むと、本当にキリがない。
この 「 酔い 」 は、一人の部屋に戻った淋しさに、さきほどまでの賑わいの余韻を与えてくれ、冷たいベッドに沈んで眠る手助けをしてくれる。
ハンフリー・ボガート氏が言うように、世界が 「 酒三杯分遅れている 」 のだとしたら、今夜の私は 「 ずいぶん先の未来 」 へ出かけたことになる。
その未来は、陽気で楽しく、平和なものだったから、どうぞ皆さんは安心していただきたいと思う。
明日はまた、「 ちょっとだけ先の未来 」 を覗いてくる予定。
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