Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2004年12月18日(土) 長い間、ありがとうございました ( とりあえず最終回 )



「 哲学で唯一深刻な問題は、自殺である 」

                            アルベール・カミュ ( 作家 )

There is but one truly serious philosophical problem and that is suicide.

                            ALBERT CAMUS



年の瀬を控え、放火、殺人、強盗と、凶悪犯罪が連発する。

世の中には様々な 「 けしからん奴 」 がいるものだ。


もちろん、他人の生命や財産を侵害する者は 「 けしからん 」 存在だ。

それは、世間の誰もが認め、何の異論もないだろう。

しかしながら、「 では、誰が一番、けしからんか 」 ということについて私は、「 自分の人生を大切にしない奴 」 という意見を譲らない。

その最たるものが 「 自殺企図者 」 であり、忌むべき存在である。

そんな 「 人間のクズ 」 ともいえる連中が、美化され、保護される現代社会の風潮は、まさに 「 国家存亡の危機 」 ともいえる状況にある。


彼らを糾弾すると、一部の方からは 「 TAKA さんは弱者に冷たい 」 などとお叱りを受けるが、自分自身はそう思っていない。

連中は 「 弱者 」 などではなく、単なる 「 怠け者 」 である。

それを疑うならば、彼らに 「 適当な病名 」 をつけてお茶を濁している医師や、専門家に 「 本音 」 を尋ねてみればよい。

彼らの精神が異常な原因は 「 病気のせい 」 ではなく、「 本人のせい 」 であり、それを否定するなら大半の犯罪者は 「 無罪 」 になる矛盾がある。

先天的な症例は別にして、大半の 「 人格障害者 」 は単なる 「 ダメ人間 」 なのに、周囲が甘やかすので、その数は増える一方である。


かたや、身体的な障害や、先天的な知能の障害などを乗り越えて、健気に努力を重ねている人たち、あるいは、彼らを支援する人たちもいる。

私もかつて ( 年齢面で引退を勧められたが ) スポーツの分野でお手伝いをしたり、現在も間接的に協力をさせていただいている。

彼らの姿を目の当たりにした立場からみれば、「 仕事のストレスに負けて、精神科の世話になった 」 みたいな連中は、かばう気がしないのである。

他人のことなどお構いなく 「 自分のことしか考えない 」 人格障害者らは、自分たちこそが不幸だと主張するだろうが、そうなのだろうか。

一生、歩けない体でも泣き言ひとつ漏らさずに努力する人間を前にしても、彼らは同じような 「 言い分 」 を力説できるのだろうか。


それを 「 怠け者 」、「 根性なし 」 とみるのが 「 古い考え 」 で、「 責任感が強く、有能であるがゆえの問題 」 とみるのが 「 進歩的な考え 」 なのか。

私には、どうしても理解できない。

しかしながら、どうやら私の認識は 「 間違っている 」 らしい。

人格障害者が発信する暴論に異議を唱えると 「 お叱り 」 を受けるし、彼らの支持者というのも ( 信じられない話だが ) 相当数、存在するのだという。

そのうえで 「 自分こそが正しい 」 と主張する気もないし ( 病人相手に )、はっきり言って日記を書くこと自体が、なんだか馬鹿らしくなってきた。


それで、しばらくは 「 休載 」 することにした。

人格障害者の暴論を支持したい人を咎める気もないし、それが現代の価値観というものならば、こちらが身を引いたほうが望ましいだろう。

ペンネームどおり、「 老兵は死なず、ただ去り行くのみ 」 である。

近い将来、もしも再開するとしても、エンピツさんの 「 時事/社会 」 というカテゴリーに登録するつもりはない。

この日記を 「 時事/社会 」 だからという理由でご拝読くださった皆様とは、これで最後ということになるだろう。


お別れに、この 「 時事/社会 」 で私がお奨めする日記をご紹介したい。

『 あんた何様日記 』http://www.enpitu.ne.jp/usr4/45126/diary.html

『 日々の映像 』http://www.enpitu.ne.jp/usr2/22831/diary.html

前者は、やや 「 クセが強い 」 部分や、誇張された表現もあるけれど、若者らしい素直な視点と、読み飽きさせない文章力が特徴である。

後者は、きわめて客観的、中立的な記述で、「 真実が伝わりやすい 」 という点においては、もっとも信頼できるサイトではないかと思っている。


年末で慌しいということもあるし、たぶん年内は日記を休むと思う。

来年、再開するとしたら、たぶん 「 ビジネス 」 を中心とした日記か、あるいはお気楽に 「 恋の話 」 か 「 ファッションの話 」 でも書いてみたい。

すくなくとも、「 病気をかさにきて、のうのうと政府の悪口を書き連ねる 」 ような人がいないカテゴリーを探して、腰を落ち着けたいと思う。

もちろん、そんな日記をご覧の方を止めはしないし、賛同して 「 顰蹙を買う 」 ことをお望みなら、ご自由になさって結構である。

とりあえず、本日までご愛顧くださった皆様に御礼を申し上げ、再開の折には、再びお目にかかれることを楽しみにさせていただく所存であります。


( 本日のおさらい )

「 皆様、よいお年を! ( と、言いつつ、すぐに再開するかも?! ) 」


おわり


 < PAST  INDEX  NEXT >


Oldsoldier TAKA [MAIL]

My追加