パソコンで日記を書いていても、「 IT 」 に詳しいとはかぎらない。
それに、IT に詳しいような人の日記ばかりだと、つまらないだろう。
私とパソコンの出会いは、ビジネスがきっかけだった。
かなり早くから 「 一人に一台 」 を支給していた企業に勤めていた関係上、ワード、エクセル、アウトルックなどは、必須で教育を受けたのである。
家にもパソコンがあると、残業をしないで、帰宅後に仕事を続けられるという理由から、個人で購入した際も 「 ビジネス用途 」 しか考えていなかった。
個人のホームページなるものを知らないわけではなかったが、興味を持つようになったのは、ずっと後になってからで、そんなに古い話でもない。
せいぜい、ここ3年ぐらいのことである。
私を含めて、元来 「 飽き性の人間 」 というものは、なにかに依存するという部分が少なかったり、仮に依存しても、一時的なケースが多い。
そういう意味では、毎日のように日記を書いていても、私にとってのパソコンは、趣味の要素でいうと 「 有っても、無くてもよいもの 」 に過ぎない。
それでも、今日まで続けてこれたのは、それが 「 一方通行 」 な情報発信ではなくて、ご覧いただいた方々からのメッセージを頂戴したおかげだろう。
具体的には、メールであるとか、過去にホームページ上に設置をしていた 「 掲示板 」 へ寄せられた、ご意見、ご感想などである。
思いついたままに書き綴っている日記なので、誰かに評価されたいわけでもないが、「 反応がある 」 ということ自体が、書く側の励みにもなる。
私のように、パソコンの仕組みや理論について、あまり詳しくない人間でも、この程度の日記や、簡単なホームページの運営ぐらいはできる。
ただしそれは、「 すこぶる順調に、機械が動いている場合 」 の話であろう。
自動車のメカニックに通じていても、いなくても、運転技能には影響が無い。
それと同じで、「 その道に詳しいかどうか 」 の差は、「 トラブルが発生したとき 」 や、「 複雑で高度な改良を加えたい 」 場合などに発生する。
詳しくない上に、執着するほどの熱意も無いために、ちょっとしたトラブルでも直すことができず、本を読んで調べるのも、つい億劫になってしまう。
私が覚えた、数少ない 「 パソコンにおけるトラブル解決のテクニック 」 に、「 初期化 = 買ったときの状態に戻す 」 がある。
購入時のマニュアルを読むと、「 あらゆる手を尽くしても、どうしても直らない場合 」 の奥の手として、それが紹介されている。
たぶんそれは、「 荒っぽい、最後の手段 」 なのであって、パソコンに詳しい人の大半は、その手段に訴える前に、「 あらゆる手 」 を試すのだろう。
しかし、私のような 「 PC音痴 」 には、「 あらゆる手 」 といっても多くの手段は思い浮かばないのだから、すぐにそこへ至ってしまう。
パソコン関係に詳しい友人、知人も多いのだが、状況を正確に伝えられなかったり、指示が理解しにくかったり、覚えること自体が面倒なのである。
そこで、伝家の宝刀 「 初期化 」 の出番である。
時間は掛かるが、やり方は簡単で、購入時のディスクさえあればできる。
デメリットとして、記録しているデータが喪失する危険があり、それを防ぐために 「 バックアップ 」 をとることが重要となる。
初期化そのものはいたって簡単なのだが、この 「 バックアップ 」 をとるという作業が、ちょっと面倒くさい。
写真、ホームページのドキュメント、アドレス、URL、受信メールなどの大半を、CDなどへ焼かずに 「 ハードへ保存 」 していたので膨大な量である。
途中まで慎重に行うのだが、だんだん面倒になってきて、まだ完全に終わっていないのに 「 さっさと初期化しちまえ 」 って感じになってくる。
大切なデータとはいっても、「 命に関わる 」 ほどのものでもないし、過去に築き上げた成果といっても、「 自慢できるような代物 」 でもない。
そこで、適当に切り上げて、次のステップに移るのだが、思い出深い写真や、「 なにかのパスワード 」 など、肝心なものを記録し忘れることも多い。
そんなわけで、しばらく 「 深夜戯話 ( 自分のホームページ ) 」 を編集できないなど、「 管理人として最低の恥辱 」 が続いていた。
ところが最近、ちょっとした 「 救世主 」 が現れたのである。
最近、仕事を通じて知り合った人と 「 パソコンの悩み 」 について話していたら、なかなかの 「 達人 」 であることが判明した。
家も近所なので招待し、実際に操作しながら、あちこち片付けてもらった。
彼の勧めでプロバイダも変え、以前に比べると 「 すこぶる順調 」 である。
前述の 「 深夜戯話 」 も、URL を変えずに編集できるようになったし、再度、「 掲示板 」 を設置できるようにもなった。
問題は、メールアドレスが変わったことを、「 相手のアドレス 」 が消失し、伝えられない人がいることなどだが、おいおいに調べていくとしよう。
この日記の下のほうに、「 HOMEPAGE 」 というボタンがあって、クリックすれば 「 深夜戯話 」 の表紙が出現する。
いまのところ、この日記以外にコンテンツも無く、「 掲示板 」 ぐらいしか置いていないのだが、暇があったら、何か書いていただけると幸いである。
悪口や中傷でも、「 センスがあるもの 」 なら大歓迎だ。
笑えなかったり、センスが悪かったり、品性に欠けるものは、せっかく苦労して書いていただいても、ちゃっちゃと消してしまう可能性が高い。
他のコンテンツも考え中なので、よかったら覗いてみていただきたい。
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