部長motoいっぺい
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2004年12月27日(月) 蕎麦屋の出前

僕の勤務上は、すでに年末休暇に入っているが、日本側はまだ休みに入っていない。昨日も夜になって、一件こちらでフォローしてほしい事項が発生したと、連絡が入った。

こういう時のための駐在でもあるし、そもそも月曜日の今日は用事が入っていなかったので、快く休日仕事を引き受けた(難色を示した場合の、悪評が怖いという話もあるが・・・)。

日本からの依頼は、出来ればこちらの午後2時までに、メーカー側の技術的な承認が欲しいという内容だった。とりあえず午前8時半にこちらのリクエストを伝え、希望時刻30分前にあたる午後1時半にメーカーに電話。すると、「承認をすることができる資格者が、今こちらに向かっているので、もうちょっとだけ待ってください」とのこと。

どうせ日本側も余裕を見てリクエストを出しているのは明らかだったので、期限の30分後にあたる午後2時半まで待って、再度電話。すると、まだ資格者が到着していないという。もうちょっとで到着という先方の言葉を信じ、30分後の午後3時にもう一度電話。

今度は、「奥さんは、ずいぶん前に家を出たと言ってるんだけど、まだ到着していないんだ」と言う。「携帯電話の番号を知らないのか?」と聞いたところ、「奥さんに聞かないと分からない・・・」という。リクエストの期限を1時間も過ぎているので、とにかく資格者の携帯電話番号を調べて連絡を取るように依頼をし、電話を待つこと20分。ようやく電話がかかってきて、「連絡はとれたのですが、資格者の到着が午後5時になります」という。。。

あわてて日本側の緊急度合いを再確認し、午後6時くらいまではなんとか待つことが出来ることを取り付け、とりあえず午後5時になるのを待った。

午後5時5分頃、先方から電話が入り、「今、資格者が到着したので、15分ぐらいで承認がおりると思う」という。これまでの経緯から、「最長1時間後の承認だな・・・」と読んでいたところ、40分ほどたった午後5時45分ころ、メールと同時に電話に承認がおりた旨の連絡が入った。

先方の担当も、一生懸命対応してくれているのは理解できるのだが、こうやって時系列に並べてみると、ずるずると予定の時刻を先延ばししていることがよく分かる。

こういった対応って「民族性」の違いというよりは、個々人の「仕事の仕方」の違いだと思う。日本にも「蕎麦屋の出前」っていう言葉があるくらいだし。


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