部長motoいっぺい
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今日のこと。駐在3号が東京からのメールを読んで、憤っていた。ストーリーはこうである。
・こちらでの過去の業務において不都合が生じたため、駐在3号が2ヶ月ほど前に抜本的対策案を東京に提示し、基本的にはその方向で話が進んでいた。
・まもなく問題となった業務が再びやってくるため、状況を確認したところ、「今回はトライアルで」ということになっていた。
・「トライアル」と言っても、「出張検査員の手が空いていたら」という程度の取り扱いで、もしそのプロセスが行われなくても、特に問題とはしない。
・ということは、前回の不都合が再発する可能性があるということである。
駐在3号としては、「せっかく抜本的な対策を提示したのに、また同じ不都合が生じる可能性があるのは、納得が出来ない」ということだ。
彼の憤る気持ちは良く理解できたが、「東京に反論のメールを出そうかな」という彼を僕は止めた。理由は以下の通りである。
・今回は別の事情により、不都合が再現する可能性が極めて低い。不都合が再発するとすれば、今年の8月である。
・「トライアル」であっても、こちらの対応により「実質的に」駐在3号が考えたプロセスどおり業務を行わせることができる。
よって、少なくとも今の時点で事を荒立てる必要はないと判断した。荒立てるとすれば、8月に入ってからだと。
もちろん、駐在3号と東京の間で議論をすれば、彼に理があるとは思うし、もしそうなれば僕も彼をバックアップするが、ここで必要とされるのは、相手を論破することではなく、実質的に不都合が生じないように改善された業務プロセスを行わせることである。
僕も含めて、とかく勝てそうな議論において、相手をやりこめようと思ったりしがちだが、議論をする目的(今回の場合は、同じミスを2回繰り返さない)を見失ってはいけないと思う出来事だった。
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