部長motoいっぺい
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2004年01月28日(水) 息子の英文読解(後編)

昨日の日記の最後に、姑息な文字の変わるエンピツ投票ボタンとして、「これを読んで、大変そうだな、と思ったら一票!」なんて書いたら、実に36人もの方が(当社比、数倍増)、投票ボタンを押していただいたようです。なんだか応援されているようで、とても嬉しくなりました。本当にありがとうございます。




今日の日記は、昨日の続きになるのだが、息子の英文読解を手伝っていて、気がついたことを書き留めておこうと思う。

英文を読んでいて、当然ながら分からない単語が出てくる。ちなみに2nd Gradeの子供が読む本であっても、僕が知らない言葉、イディオムが出てくることが少なくない、っていうか多い。

例えば、今日読んだ本の中だけでも
・spitball = 紙つぶて
・down in the dump = 意気消沈する
・be in for it = 困ったことになった
・crack up = 気がふれる
・Pipe down = 静かにしろ
・a matter of days = a few days = 数日
・horse around = 悪ふざけをする
・clobber = 圧勝する

などを、調べる必要があった。

息子(僕)が知らない単語やイディオムがあった場合、僕がWeb辞書を調べて息子に説明するのだが、これがなかなか難しい。というのは、息子に分かるように簡単な日本語にするのが、案外難しいのだ。

僕なりに、息子に分かるような簡単な言葉で説明しているつもりなのだが、日本語の語彙も不足している息子にとっては、理解できないことも少なくないらしい。困ったことに、息子は僕の説明が分からない時に、「分からない」ということをあまり言わないため、一つひとつ分かっているかどうかを、確認する必要もある。

息子が何故、分からないことを分からないと言わないかについて、僕は長いこと「僕が怖くて聞けないのかな」と思っていたのだが、最近別の仮説を思いついた。

それは、「分からないことを聞くという習慣が、身についていない」というものだ。その仮説は、息子のこれまでの生活環境に思いをめぐらせた時に、突然思いついた。

息子は、5歳の時に突然英語の世界に放り込まれ、その世界においては「分からないことを、聞くことすらできない」状況だったと言える。そういう状況に置かれた彼にとっては「分からないことが、ごく自然なこと」となり、「分からないことは、聞いて確認する」という発想にならないのかもしれない。また、そうでもしなければ、これまで英語社会の中で暮らしてこれなかったのかもしれない。

そう思ったとき、息子には申し訳ない気持ちで一杯になったが、「それはそれ、これはこれ」と、今日も息子に英文読解をさせ、分からないところを分からないと息子が言わないと、どやしつけるカミナリオヤジなのであった。


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