部長motoいっぺい
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2003年11月30日(日) ウィスラー帰り雑感

今日、無事ウィスラーから戻ってまいりました。
今年のウィスラーは、去年とは比較にならないほどの積雪で、二日間みっちりスノボの特訓に励むことができました。
「おかげ様」で、筋肉痛バリバリです。。。

ところで、駐在2号。一家がウィスラーで遊びほうけている間に、世の中ではいろいろと大きな出来事があったようです。

まず、これはウィスラーでもテレビニュースで大きく取り扱っていましたが、ブッシュ大統領のイラク電撃訪問。
あいかわらず、こういった「演出」には長けているなぁと、妙に感心。

個人的に気になったニュースとしては、H2Aロケットの失敗。
世界に誇る日本の品質管理能力をもってしても、失敗してしまうというのは、充分な予算や時間が与えられていないなど、他の問題が大きく関与しているのでは、と思ってしまうのです。

最も大きな出来事は、日本人外交官2名のイラクでの殺害。
残されたご家族のことを思うと、本当に胸が痛みます。

僕のスタンスとしては、今回の戦争が始まる前には「アメリカによるイラク攻撃」に関しては反対だったのですが、旧政権が倒れた今となってしまえば、これは壊れたものを元に戻すしか選択肢がないという意味で、日本も他国同様にイラクの「復興支援」をするべきだと思っています。

復興支援をする上で、自衛隊を派遣すべきか否かという論議は、あまり的を得た論議には思えず、国際社会(国連)が、日本に復興支援内容として求める任務を遂行する上で、自衛隊が最も適した組織であれば送れば良いし、そうでなければ別の団体を送れば良いだけだと思います。

ただし復興支援であれ何であれ、人的支援をすると決めるからには、今回のように犠牲が発生することは、正直避けられないと思います。その覚悟が出来ないのであれば、派遣は見合わせたほうが良いと思いますが、もし今回の悲劇によって、「イラクは危険だから、やっぱり人を送るのは止めておこう」というような世論が巻き起こる(もしくは、そういう論調の報道が多い)のであれば、日本はあまりに未成熟な国だと思えるのです。


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