部長motoいっぺい
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2003年02月15日(土) Sock Hop Night

2月14日はSt. Valentine's Day.
嫁が日本への土産として買っていたチョコレートが、日本行きの中止とともに余ってしまったため、秘書のスーに「嫁から君へ」と言ってプレゼントする。

ちなみに昨日のことをスーに話したところ、

「あなた達、日本語で話をしてたんでしょ?」

と半分呆れられてしまった。

息子のElementary Schoolでは、プレゼントというよりはカードを配る方が主流らしく、前日まで息子はせっせとカードを書いていた。
カードを貰える子と貰えない子がいると・・・という配慮から、学校からは「配るのならばクラス全員に配りましょう」という指示があったため、息子は20枚以上のカードを書いていた。

夜はこれまたElementary Schoolのジムで「Sock Hop Night」なるイベントがあり、家族で参加してきた。
「Hip Hop」ならぬ「Sock Hop」だったため、学校の造語かと思ったのだが、辞書を引くと「50年代のダンスパーティー」とされていた。
ジムに行くと、大きな音楽でダンスミュージックが流れていて、ステージの周りで子供たちが思い思いに踊っていた。
ステージ横ではポップコーンと綿あめが売っていたりと、小さなお祭りのような感じであった。

息子は友達を見つけては、ちょっかいを出してふざけあったりと、楽しそうにしていた。
友達の一人に、よく息子と一緒にいる背の高いアフリカン・アメリカン(黒人)の子がいたため、帰ってから息子に名前を聞いた。

「今日、一緒に遊んでいた色の黒い子の名前はなんて言うの?」

「え?」

「ほら、黒人の子だよ」

「え?黒人ってなに???」

という会話から、息子は「黒人」という単語を知らないということに気が付いた。
確かに息子の通う学校は、多民族国家のアメリカの中でも、かなりいろいろな地域の子供たちが集まっているため、肌の色や言葉が違うのがあたりまえ、という環境である。そんなことよりも、子供たちにとって重要なのは「気が合うか、気が合わないか」というところなのだろう。

いろいろな民族が、地球には住んでいるということを「肌で感じる」ことができるという面においては、息子を今の学校に行かせて良かったなと思う。


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