部長motoいっぺい
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アメリカを旅行する時に、レンタカーを借りた経験がある人は、アメリカと日本の交通法規の違いについてガイドブック等で読んだことがあると思う。
日本と異なるところで最も注意が必要なのは、
スクールバスに子供が乗り降りしている時は、周囲の車も停止しなければならない
というルールだろう。
僕はこれを知ったときに、「アメリカ的なルールだなぁ」と感じた。
もともとどういった経緯で制定されたかは知らないが、予想するに、スクールバスを降りたばかりの子供が事故に巻き込まれたという事例から、全国的に制度化されたものだと思う。
日本でも同じような事故は少なからずあると思うのだが、日本では車が歩行者に優先するケースが多く、歩行者の安全ために車を停止させるという判断には至らないのだろう。
ルール上は日本でも、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合は、車は停止しなければならないと自動車学校で習ったものだが、実際に守るものはほとんどいない。
しかしこの国は、ルールと実態が異なっていることをとても嫌う。
ルールとして歩行者優先となっていれば、本当に歩行者優先だ。 例えば横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいるときに、停止せずに車を走らせた場合、違反切符を切られると思う。
まあ、日本に比べて歩行者が圧倒的に少ないから、こういうこともできるのだと言われればそれまでだが、ルールをきちんと守ろうと言う考え方自体には見習うべきものがあると思う。
といっても、ルールを厳格に適用しすぎると、これまた問題が大きいんですけどね。
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