「WANDERFUL WORLD」のつづき。
初回版を買ったので特典のDVDを見てたのですが。
「ワンダフルワールド」のPVに圧倒されてしまいました。音楽もさながら、映像も壮大というか、まぁ。
北川さんが体でもって唄っている姿はまぁ想像できたのですが岩沢さんの側にさりげなく映っているトカゲさんがなんかキュートで、思わずそっちに目がいってしまいました。
最後のコーラスに入る映像は心臓を殴打された気分です。いや、やっぱり自分ってちっぽけ。世界は広いんだなあと思わせる映像の転換に舌を巻きました。
メイキング映像もなかなか素敵でよかったですよ。
欲を言えば「うまく言えない」のPVも出して欲しかった。あの続きはやっぱり見たいなぁ。
と、ひととおり見て満足してたのですが。
そういえば「ゆずの輪」の継続特典のDVDを見てなかったなぁ、と思い出し、CDの棚から引っ張り出して見たわけですが。
よく見たら2005年に出てたんじゃん。2年以上も放置プレイだったんだ(汗)すげえ。
時期的にはベストアルバムあたりなんですが、この特典映像はすごく面白かったっす。
端折って説明するなら「リクエストが書かれたくじの入っている箱をふたりが引いていきあたりばったり的な感じで唄ってみようか?」な感じ。
でもくじを引いた直後の二人の反応が笑えます。
最初に引いた「境界線」で「ピアニカがない」とスルーして。
二番目に引いた「無力」で「重すぎる」と却下して。
「心のままに」で「くじ運が悪い」と達観しちゃってるし。
ようやく「終わりのない映画」を唄ったものの、歌詞とかメロディがぐだぐだで、
「これは怖い。ほぼ忘れている」
って作った本人である岩沢さん。唄っても唄ったあとも失笑しっぱなし。
いやあ、これが本物のライブだったら怖いよねぇ、と思いつつ二人のダラダラ感の世界にひきつけられました。
他にも「旅立ちのナンバー」とか未発表の「公園」とかやってたけど、(世に売り出されている)全曲集の楽譜をちらちら見ながら唄っている姿は普通に等身大でした。あのちょっとおどけた感じはツボですな。
途中で北川さんがランニング姿になってて驚きましたが(ほぼ全部のリクエスト曲を唄ったらしい。でも編集されて相当短くされたようで)
最後の「風まかせ」は意地とプライドで唄いきってました。
きっと歌い手さんってこんな感じなんでしょうね。自分の書いた曲がどんどん増えていくから昔の曲が記憶から追いやられていくというか……
ある意味これは罰ゲーム的なものではないだろうか?
でも見ている人にしてみればそれもまた面白かったりするんだけどね。