笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

桜並木と白髭のような曇り空 - 2004年03月30日(火)

今日は告別式だった。


わんさか泣いたなぁ。


本当は、一緒に作ったベニヤ板の将棋盤も焼いて欲しかったんだけれど、汚いし、大きいしで、結局入れなかった。でも、生前おもちゃのようにかぶっていた海軍の帽子と杖は一緒に焼いたなぁ。


うちのじいさんは、戦時中、海軍の大尉として千島列島に行って、それから終戦までは館山で学徒出陣してきた人たちの教官をやっていたみたいだ。


だから出棺の直前、そんな海軍時代の教え子の人たちが「教官っ!」って言いながら敬礼していたのが印象的だった。僕らの視線から見れば前近代的なふるまいなわけだけれど、戦争から何年経ってもまったく風化しない思いを胸に生きている人も何人もいるわけで。一概に日本の旧体制を批判することはできないなと実感。


それにしても、早かったのか、遅かったのか。
まるで夢のような葬式だった。


そういえば、押井守イノセンスの特集が載っている『ユリイカ』最新号にはこんなことが書いてあったな。


「〈現実〉が〈現実〉であることを確認する手段として何があるのだろうと考えると、当たり前だと思っている〈現実〉を〈夢〉ではなく〈現実〉であると証明する手段はあるようでないのです。」




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