かなしいうわさ
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2009年02月26日(木) Meet me on the Frenchmen Street! その2 wild in the street編

2/27日記からの続きです
小さい画像はクリックするとでかくなります。

<おさらい>こんなにうかれているバカな街に、ブラスバンドの行進が突入してきたら、どうなるか?
あの楽しさを100倍濃縮したようなセカンドラインのブラスバンドが!!
どうなると思います?!


こうなるのです!


Mardi Gras in New Orleans! 2009 (1) from whistlemannn on Vimeo.

俺がニューオリンズに求めていたものはこれだああああ!!!!

踊りまくっていたので、手ぶれしまくりご容赦ください。
動画だと打楽器ばっかりですが、もっとパレード前方はブラスバンドばっかりでした。



すれ違う人、人、人 みんなとても楽しそうだ。
人が生きてりゃいろいろ憂いもある。
アメリカのなかでも特に貧しいニューオリンズなら尚更。俺がちょろっと観光しただけじゃ見えない深い深い闇があるだろう。
でも、この日この時この瞬間は、人種も貧富も男女も年齢も超えて、みんな夢中になっていた。

正気の人はそれをみてバカと思う。
いいじゃん、バカで。すばらしいことだ。得難い瞬間だ。
今そのときを楽しむ、それだけのために着飾って集ったバカたち。
恥ずかしいとか世間体とかちょっと横に置いといて、刹那を心から楽しんで。
思い切り楽しめれば、それは逃避じゃないはずだ。


大きな写真Link 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

だから仮装してない自分が逆に恥ずかしかったわ!
次行く時は死ぬほどバカな恰好して行ってやるよ。


メインの山車が通るCanal streetとクロスする交差点前でパレードはおしまい。
大喝采!



その後もガンボ喰い喰いビールやHand Granade飲み飲みホテホテ歩き歩き
通りで演奏している人達をひやかしひやかし

こいつらかっこよかった!

Madi Gras in New Orleans! 2009 (3) from hootoo on Vimeo.
バスキンバスキン! The Petrojvic Blastin Co.


このじいちゃんもイイんだよなー

やさしいハーモニカと歌。チップはずんでおきました。
滞在中3回くらい観た。夜はギターと一緒にやってるみたい。
ストリートの画廊には彼の肖像画もあったり。ここでは有名人みたいだ。


ほんと手前勝手に楽しんでる。
オバマ・ミ〜ア〜


クソうけてた。俺は歌詞もマンマ・ミーアもわからない。こういうとき英語できないと悔しいな。

あんま何も考えてなさげなヘタクソなファンクバンドがベランダにて野良ライブ。


このヘタクソ!いいぞー!と日本語で声援あげといた。


さらに下町な雑貨屋でCatfishのPo'Boyなど喰い喰い奥の方へ。



フレンチクォーターから少し外れると、すぐに物騒な地区になる。
地元の人が集う、ほんとにいいライブハウスは
観光地のフレンチクォーターじゃなくてFrenchmen Streetあたりに集まっている。
「地球の歩き方」を読むと"昼間でもタクシーを使うべき"と書いてある。
マルディグラ期間中は「お祭り」なので人でごった返していて、ある程度ズイズイ入っていっても大丈夫だったけど
それでも、ビーズをじゃらじゃら首からぶら下げたいかにも観光客な人がグッと減ってて
まぁなんつうか、とびきりRawな感じ。
みなさん堅気じゃねえ雰囲気。
ライブハウスがたくさんあって建物が昔のヨーロッパ調な西成て感じ。
いや、寿町フリーコンサートの超大規模版か。
思わず買ったばかりのデジタル一眼カメラをカバンに仕舞ったり
(;´Д`)ドキドキ
クソかわいいのに顔までびっしりタトゥ入ってる女の子に作ってもらっためちゃくちゃ濃いブラッディ・マリーを舐めながら、ホテホテと歩く。


電柱が全部木で出来ていて、フライヤーをホチキスで留めた後がすごいことに。
生き物みたいだった。齢重ねてよぼよぼで微動だにしないけどイカすじいちゃん。


こっちはもうちょい若い。壮年。俺はまだまだやれる、もっと貼れ!そして剥がせ!

ライヴハウス周辺。うーん、やさぐれていていいねー。((((´ー`))))ガクガク

犬連れのバスカー


この人らも強烈にかっこよかった。そして犬がかわいかった。


やっぱりおもろい音楽はローカルにあるんだぜ。とふらついていたら、
お、楽しげなブラスの音が...どこかから聴こえてくる...

うおおお!
またも野良パレードに遭遇!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダッシュで駆け寄り、列にもぐる。
ぐあー楽しい!楽しすぎて死ぬ!!!!!!!!!!!!!
パレードはお客もろともそのままライブハウスの中へなだれ込む!Hot Hot Gumbo@西部講堂みたいだ!
そいで店のなかに入ったバンドはフェスの「Big Chief」を演っちまいやがる!!
俺のココロのテーマソングを!生で!!!
死ぬ!楽しい!!!!!!


.

雪崩れ込んだのはd.b.a.というライブハウス。
チャージなし、ドリンク1杯頼め形式(snug harber以外はほとんどそうみたい)

ああもう最高だー楽しい楽しい幸せだ!

冬なのに汗だくなのでビールで休憩。
カウンターのバーで地元の方々とお話タイム。

男「お前さんどっから来たん?ほー、ニホン!遠いじゃん〜よくキタネ〜まぁ飲めや〜」
俺「はいはい乾杯〜 つかもうニューオリンズ最高だしお前ら最高な!」
男「イエー! ところでこっちでオマンコはいくつゲットしたよman?」
俺「えー... many many」
男「イエー!!!サムライ!!!」

女「Happy Mardi Gras〜!調子どう? とりあえずおっぱい触っとく?」
俺「はいはいはい!」

ありがたくよく揉んでおいたが、今考えてみると英語わからんのでほんとに触っていいと言ったかどうか不明。

d.b.a.出ると周囲がとんでもないことに。

騒いでる騒いでる。



ベースカー寄せてバイレファンキを大音量で流して踊るブラジル人!

つかお前らどこにでも居んなー

ラジカセかついでオールドスクールヒップホップ流して踊るアホども!



アフリカンがバラフォン持ってきて倍音響かせてトライバル・ダンス!



あー(;´Д`)あー


まぁいいか。まぁいいな。

お前ら好き勝手にやりすぎだ!最高!

周辺のライブハウスにもどんどん入るぜ。
Apple Barrel
知らんバンドだけどメチャクチャかっこいい...


ブオオオオオ〜ム!


唾かかり席


皆踊る踊る!

バーが混んでてオーダーできず、只聴きになってしまった。
また行ったらたくさん呑むから許して。

隣の店、また隣の店へとどんどん観ていく。
なんかほんとにフジロックの奥のほうみたいだな。
ケイジャン〜カントリー風のバンド、クレズマー(!)のバンド、
ダブレゲエのバンド、女性SSW... これがまたみんな良いんだ。

ステッパーズ系のレゲエをDJがかけて盛り上がりまくっている店の名がなぜか漢字で「雪」
店内に入ると赤提灯と健さんのポスター。おお。
日本人かな?と思ったねえさんに「瑞泉をロックで頂戴!」と日本語で注文。日本語ひさしぶりに口にした...
ほとんど原液のが出てきた。

うめー。
まさかこんなところで泡盛を飲めるとは。ウイー。酔った。
(myspaceがあった あんなとこでこんなことやってるなんてオモロイなぁ)

日が暮れても帰る気配なし

「車通れねえだろどけこらブブー」


「あーうっせうっせ他の道行けコラ」×100人

夜になっても同じこと
「お願いどいてープップー」


「あーうっせうっせ他の道行けコラ」×100人


なんだかオールナイトで続きそうな気配、まだまだ居たかったけど
若干酩酊しているし、さすがに道端で寝込んだりしたらヤバイ土地と思い
フレンチクォーターへ退散。
名物の生カキやザリガニ喰おうと思ったら、目をつけていた店がダダ混み。
明日だ明日。
フレンチクォーター内は警官がたくさんいて夜中に独りでほっつき歩いても安心。なので安心して更に酒追加。
洗濯板ガッシュガッシュなケイジャン生演奏の店でおじさまおばさま方と踊りまくる。こりゃ楽しいや。
ケイジャンは毒のない音楽でつまらないなと思っていた俺がバカだった。
こんなに老若男女だれでもパーっと明るい気分になれる音楽ないよ。

帰り道、店から流れてくる生バンドのゆるーい「ホテル・カリフォルニア」になぜか感動して泣きそうになりながら
ピザを買い込みホテルへ戻り即寝。





すみません。まだ続きます。ほんとすいません。









つきあいきれないや
 ボクもう眠い。







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