さよならの足跡。



さよならって、ちぃはそう云って泣いて、

きみは、またね、ってそう言って泣いて、でも笑ってて。

それからもう、なにも云ってはくれなくて。



最後の賭けにちぃは負けたんだね。



大切だよ、って、

寂しいから行かないで、って、

ずっとずっと好きでいてよ、って、

俺だけみてて、って、


言ってくれたら良かったのに。嘘だってなんだっていいから。



「気持ちを大切にできなかったことを、

          俺は一生悔やんで生きようと思う」



そう、言ってくれたときのこと、まだ覚えてるのに。

「ごめんね、ごめんね」って何度も繰り返し。

傷つけたのは、あたしのほうだったのにね。


もう十分だった。

ちぃが欲張りすぎただけ。

ホントはもぉ、とっくに時間は過ぎてたんだ。


一生、って、きみから聞けるなんて夢みたいだね。

一度じゃなくて、二度も。



ちぃは、一生、きみを好きでいるよ。絶対。



さよなら、ってね、云った言葉は偽りなんかじゃないの。


きみが、それを受け入れるなら、揺るがない真実。

だから今度こそ、さよなら、だね。


きっときっと、忘れられないけど。

ずっとずっと、忘れないけど。


だけどちぃは、他の誰かを愛せるようになるよ。




大好きだったよ。世界中の誰より愛してたよ。


大切だった。愛しかった。唯一、かけがえのない存在だった。


きみひとりだけ、この世できらきら輝いて見えた。



本当に本当に、きみだけ。


たったひとり。


大好きだよ、しょー。大好き。

2005年06月10日(金)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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