いつか、きみと。



心なんてなかった。


もう言葉も、気持ちも、なにもなかった。


あたしじゃなかった。


死ぬほど、好きだったなぁ、とおもう。
死にたいくらい、好きだなぁ、とおもう。

たぶん、だから泣けるんだ。


ちゃんと振られたのに、「可能性なんかない」って
もう今度こそはっきりした答えをもらったはずななのに。
それでもまだ好きだなんて、バカみたい。

バカバカしくて、もう涙も出ない。


なにが愛しいかなんてよくわかんなくて、

だから、なにもかもが愛しいんだ。


現実、だよ。今が。
なにもおかしなことなんかじゃない。
わかってたくせに、どこかで続きを夢見てたんだ。



「こうゆう出逢いじゃなかったらって、俺だっておもうよ」



きみの言葉が、今もあたしを離してくれないよ。
ねぇ、だってきみは結局、あのときだって、今だって、
あたしをあたしとして、見てくれなかったじゃない。
きみがそこにいる限り、あたしはただのあたしにはなれないの?

出逢い方がダメだって、そう言うなら、ねぇ。
あたしどんな汚い手だって使うよ。


だからもう一度出逢い直そうよ。


いちばんはじめから、もう一度はじめようよ。

ねぇ、お願いだから。


最後でいい。最後でいいから、なにか言ってみせて。
あたしのこと、いらないわけじゃないんだって、そう言って。

10年後だって50年後だっていいから、一緒にいて。


ただのきみと、ただのあたし。


ねぇそれで、いつか出逢おうよ。
同じ目線で笑い合って、ちゃんとお互いの声で伝えようよ。
「好き」も、「ごめんね」も、文字じゃ伝わらないよ。
泣きながら、笑いながら、戸惑いながら、でも云いたい。


ただの、人対人、になりたい。

きみと、あたしと。
2005年06月06日(月)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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