その笑顔に平和を。


あたし、まだ、笑えるね。だから大丈夫だ。

あの日だって大丈夫だったんだから。

ちゃんと笑ってられたんだから。

だから、きっと、あたしはまだ大丈夫。

そう思ってたいよ。


彼の言葉に、未だこの心が乱れてしまうのは。

たぶん、まだ彼の顔が、表情が、浮かんできてしまうから。

もう聞き慣れたあの口調で、あのトーンで、

笑いながら、泣きながら、怒りながら、真顔のまま。


そうだね。

楽しいことばっかりじゃないよね。

あたし、は、なんだか悲しいばっかりだよ。

あの日からずっと。


彼の頭の中が、少しだけ垣間見えた気がするんだ。


平和ってなんだろう。

こんなのんきな国に生まれて、安穏と生きてきたあたしが、

そんな大層なことを心の底から祈れるわけなんてない。


求めるものが違いすぎるね。

もー、あたしの知ってる彼じゃない。

それは、明確なこと。


進んでないのはあたしひとりだ。


いつか世界中の人たちが手に手をとって、

いつかいつかこの地球上でまぁるく繋がることができたら。


それはそれはきっと、とても素敵なことだけれど。

でも、あたしにとって重要なのは、

彼が笑顔で「しあわせ」って、言ってくれること。

世界平和よりもまず、彼の平和を願う。


笑ってほしいから、笑うよ。

2005年06月05日(日)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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