なにもなくなったら。



なんだろう。この、空しさは。

胸にぽっかり穴が空いたみたいな、空虚。


愛しさを想うよりも、もっと違う感情だ。絶望。




一体なにに?




線は切れなかった。そう、たぶん、ぎりぎりのとこで。

だけどなんだろう。


もう、終わりにしたいんだ。

こんな自分は、もう終わりにしたい。
 
ちゃんと心から想う誰かに心から想われたい。

だから、彼を愛しく想う、この気持ちを終わりにしたい。

他の誰かを愛せるようになりたい。


目の前から、彼が消えてしまえば、それで良かったのに。

今はまだ辛くても、きっと思い出にできるから。


それなのに。それなのに。


なにしてるのか、どこにいるのか、わからなくなりたかった。

ただ彼の幸せだけを祈って、ただ笑顔でいることを願って、

そんな日々にどこか憧れてた。


最期の日がくれば、否応無しにそうなるとおもった。

だけど、彼は、消えてくれなかった。


もー疲れちゃったよ。

ずっとひとりでいるのは寂しいよ。





こんなにこんなに好きなのに、ホントなのに、

どうしても、彼に好きになってもらえないことが辛い。




『人は在るんじゃない、成るものなんだ』

でも、在るがままのこの心が、あたしを邪魔するんだ。

心を殺して、あたしはあたしを創り出せばいい?

ねぇ、どうしてあたしは生きてるんだろう。

届かない手を必死に伸ばして、もがいて、あがいて。

なんのために生きてるんだろう。


死にたい、なんておもうわけじゃ、もちろんないけど。

だけど本当に今はわかんないんだ。

生活するために生きるだなんて言うのなら、

なんて意味のないことなんだ、って、おもうよ。



あたしがほしいのは、

本当に本当に、彼ただひとりなんだ。



この想いがなくならない限り、無意味なこと。

他にどんな幸せがあったとしても、満ちることなんてない。

あたしが生きてるのはなんて意味のないことだったんだろう。
2005年06月03日(金)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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