笑っていようよ、今は。


ひさびさの日記だね。まず、ちぃはちゃんと元気です。
心配かけてごめんなさい。それからありがとう。


数日前、大好きなヒトに「さよなら」を宣告されて、
泣き虫の彼の泣き顔を、はじめて見ちゃって。
自分で云ったくせに泣いちゃうなんて、彼らしかったなぁ。

なんて。

今はそんなことも思うけど、そのときはちぃも泣いちゃった。
見て、られなかったなぁ、彼のこと。


涙堪えながら、なんとか言葉を繋ぎながら、でも声が、震えてて。


抱き締めたいって、心底思った。
ぐちゃぐちゃに泣かせてあげたいって、ホントに思った。

その後ね、姫に言われて、駅の改札くぐる彼の後姿を見つけて。
追いかけられなくて、でも、なぜか彼は同じ車両に乗ってて。
気付いたのは、降りていく彼の横顔を見つけたとき。
その扉が閉まるまでが、すごく長く感じたよ。

思い切って飛び降りちゃえば、追いかけられた。
走って、名前呼んで、腕を掴んで、そうしてたら。

抱き締めちゃいそうだったんだ。

否応無しに。
それで、わんわん泣きついちゃいそうだった。
だからね、出来なかったや。

いろんなこと、思ったけど。
いろんな想像だって、してみたけど。

でもやっぱり、追いかけなくて良かったんだと思う。
彼が誰にも気付かれないように歩いてきたの、わかったから。

「でも、気付いてたと思うよ。だって目、合ったと思う」
後で姫にはそう言われたけれど(苦笑。それなら尚更。
姫がいなかったら、あたし彼がいたの気付かなかっただろうし。

これは、運命なんかじゃないんだ。

彼とあたしが気付かずにすれ違っても、なにも変わらない。
一瞬、道が交差しても、ひとつにはならない。
きっとね、そうなんだと思うんだ。

悲しいよ。ホントは、さよならなんてやだ。
だけど。やっぱりそんなことばかり言ってられないから。

あたしは、彼があたしの前から消えちゃっても、
きっと忘れることなんてできないんだと思う。
いつまでもいつまでも、この燻ったままの想いを、灼熱として。
そうやってあたしは歩いていくんだ。ひとりでも。

彼が笑っていればいいって、そう言ったことに嘘なんてないよ。

もう、どうにもならないことに苦しまなくていいんだね。
もう、理不尽に傷つけられたりしなくていいんだね。

そう思うと、やっぱりほっとするもの。
辛い顔見ながらなにもできないでいるよりも、
どこかで笑ってる彼を、同じ空の下で想っていたい。



きみのこと、あの日からもうずっと好きなままだよ。


きみがなにを無くしても、なにを捨てても、


あたしは、きみが好き。


本当のきみだけが好きだよ。


ずっとずっとずっとずっと、大好きだよ。




最後の最後には、もう一度あたしの気持ちを云うつもりです。
その日まで、後悔しないように、一生分の情熱を懸けて頑張るよ。
あたしが彼にできることを、最後のその瞬間まで。
2005年03月13日(日)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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