2004年01月08日(木) |
新春「くるみ割り人形」公演が終わった。 |
多胡寿伯子スタジオ・ベラーム新春公演「くるみ割り人形正月バージョン」 普通、クリスマスシーズンに各バレエ団が行うものですが、正月の2.3日にやるという事で、日本のお正月の風景(街の様子)からクララが夢の世界へと旅立つ内容になりました。 そこで僕は歌舞伎の手法である「着到」(ちゃくとう・・・お客さんが到着した、席についたこと)江戸時代の業界用語で、まるでJAZZミュージシャンみたいですね・・・。 指揮者が下手から現れ、オーケストラに向かって指揮をすると、宮城道雄の「春の海」が箏とフルートによって演奏されます。 しばし聞き入った指揮者は・・・今日はいったい何のコンサートだったか解らなくなり、気を取り直して指揮棒を振ると、やっと序曲が聞こえてきます、しかしそれは影絵に写ったドルセルマイヤー氏に取って代わられるという展開をします。 そして道行の江戸囃子と獅子舞、凧上げ、雪合戦、羽子板と日本のまー今では見られなくなった風景ですね、 有名な2幕の「花のワルツ」では途中から二十絃箏のソロになり、日本舞踊の乙女達が現れます、そして「中の舞」という能の音に乗って舞います。 あと三番叟の演奏も入ります。フィナーレではくるみ割り人形をプレゼントされたクララが又お正月の街角に戻ってきます。 グランフイナ−レは獅子舞と友に客席に下りて、オーケストラは「年の始めのためしとて・・・富士は日本一の山」を演奏して終わります。勿論和楽器も加わります。 こんなことを思いついて実行に移す多胡さんて、凄い人だなーと思いました。
Shinchanもずっと着物で通して、昨年の入院、手術の厄を吹き飛ばし?ました。 皆様今年も宜しくお願いします。
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