2003年03月05日(水) |
筑波大学付属盲学校の生徒達(普通の日記) |
昨日、筑波大学盲学校の音楽科のアンサンブルの授業を終えて、皆で卒業生を送る会をフランス料理レストランで行いました。 今まで校舎の中でしか彼等と接した事がなかったのですが、今日、初めて引率として街に繰り出しました。 レッスン中でも「こうだよ」なんて打楽器を演奏して見せるのですが、彼、彼女達には見えてないのですね。僕はすぐそういう事を忘れてしまうのです。でも生徒さんはそういう先生が良い・・なんて言ってくれるのです。 今日初めて引率して、都心は本当に不親切な所だというのが実感しました。大急ぎで小走りに歩く人が盲目の生徒にぶつかりました、その人は・・・このやろう・・・という目をしていました。一瞬極真空手魂が過ぎったのですが、ここは引率者・・・我慢、我慢。 この3月でイタリアに留学する生徒、音楽大学の受験におっこった生徒、家業を継ぐ生徒、高校から専攻科へ上がる生徒・・・人数が少ないので、思い入れが強くなります。 その中で上智大学に受かったK君は普通科の生徒です、クラブで和太鼓を叩いてました。まーが体がいいせいもあって、食べる食べる、ほとんどの時間食べてた。
今回の卒業演奏会ではガムランの楽器、アフリカンパーカッションとK君の和太鼓、そして僕の小鼓と締太鼓が入ります「東の海の風」という曲で、昨年の定期演奏会でお披露目をしました。 今回の卒演では音楽科の生徒に普通科のK君が入るので、新たに和太鼓が入るように再構成しました、やっているうちに小鼓と締太鼓も入れたくなって、僕も彼等と一緒に演奏します。
筑波大学付属盲学校 http://www.nsfb.tsukuba.ac.jp/index_def.html 校内にある日本の点字の普及に貢献した石川先生の銅像
僕をこの学校に引っ張り入れてくれた教論の吉澤昌江さんのWEB http://members.jcom.home.ne.jp/wj2m-nrmt/
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