新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2003年01月18日(土) ピグミーその素晴らしき音楽

国連の報告から
★コンゴ民主共和国で兵士による人権蹂躙を確認
 国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)は15日、同国における兵士による重大な人権侵害に関する報告を行い、コンゴ解放運動(MLC;Congolese Liberation Movement)及びコンゴ民主連合(RCD-N;Congolese Rally for Democracy/National)の兵士による組織的な略奪とレイプに関する被害を確認した。
★安保理、コンゴ民主共和国の全勢力に平和協定遵守を要請
 安全保障理事会は15日、コンゴ民主共和国の将来に影響を与える全勢力に対し、2002年12月17日に調印されたプレトリア合意(the Pretoria Agreement)を遅滞なく履行し、人権・国際人道法・それぞれの勢力化にある国民の安全と健康の尊重を示すことを要請した。
以上国連デイリー・ハイライトより
http://www.issue.net/~sun/dh200301.html





↑メッセージがあるよ、クリック


まずクリミア・コンゴ出血熱について。
ザイールの首都キンシャサから北へ500キロメートルほどのところにヤンブクという村があります。1976年8月末、ヤンブク村に住む44歳の教師が熱を出し、ヤンブク伝道所病院でマラリアの治療薬の注射を受けました。しかし、嘔吐、下痢、歯茎、 鼻、消化器からの出血という症状を示し9月8日に死亡しました。その後同じような 症状の患者が続々と現れ、最終的には患者数318名、うち280名が死亡するというかつてない致死率の感染症となりました。
※この病気はヤンブクの近くを流れるコンゴ川の支流であるエボラ川にちなんで、エボラ出血熱と名付けられました。

Shinchanは'89にザイールでマラリアに罹り、軍隊の飛行機でパリに搬送された経験をしています、80〜90年代はエボラ出血熱のためドゴール空港のアフリカ経由は神経質なほど検疫を強化していましたね。

国境なき医師団日本
http://www.japan.msf.org/
ピグミー族はアフリカ中央部、中央アフリカ、カメルーン、ザイール、コンゴ、ガボンなどの森林地帯に住む民族です。成人男子でも150センチ以下という小柄な民族です。住んでいる地域によって、大きく AKA族 ・ MBUTI族 ・ MTWA族 の3つの部族に分けられます。森林で30〜40人程度の集団(バンド)で生活しています。狩猟などにより生活し、食料が乏しくなったり環境が悪くなると集団で移動して新しい生活の場を求めます。そして、雨期になると森林の近くにある農耕集落に出て来て生活をし、雨期が終わると再び森林へ帰って行きます。ただし、自由気侭に密林の中を彷徨するわけではなく、ある程度決められたテリトリー内を転々とするのです。長い農耕民との共生によって、ピグミー本来の言語もすでに消滅し、とくに1970年辺りから、その文化さえも消滅する危機にあります。

ではそのピグミーの密林のポリフォニーを聴いてみよう。

Sound1



Sound2

 


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