新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2002年11月18日(月) 蛭?

Shinchanは近所の友達と一緒に田んぼに蛙をつかまえにいきます。田んぼや畑がたくさんあって、Shinchanの好きなおたまじゃくし、バッタ、蝶々もいます。
 今日は雄太君が親分です、長靴をはいて網とバケツを持っていました、そしてShinchanも含めて5人の子供達を引率します。
 「えーか、絶対僕の見えるとこにおってやー、迷子なったら困るからな、なーShinchan」
「・・・・・」
「こら!雄太、ガキらだけで行ったらあかん!」と近所のご隠居さんのしげ爺ちゃんが、Shinchan達を呼びとめました。
「わかった、わかった」
 と雄太君も皆もしげ爺ちゃんについて行く事にしました。



 Shinchan達はジャブジャブ田んぼの側にある小さな川に入って行きました。
「Shinchanな、おたまじゃくしが蛙になるんやから、あんまり沢山捕まえたらあかんでー」「ふー・・・ん」
 ある子が「しげ爺ちゃん!蛙におしっこかけられたー」と言いました。
「そうか、ほっといたら腫れるからなー、自分のおしっこかけて、川の水で洗うとええ」
「へー、そんなんでええの」
と言ってオチンチンをつまんで手におしっこをかけました。
「じいー・・・」
「おーShinchan、それは蛭や!まっとき、そっちに行くからな」
 Shinchanの足に何か変な物がぶらさがっていました、そしてその変なものがくっついている所から血が出てました、Shinchanは怖くなって泣いてしまいました。
 しげ爺ちゃんはまず煙草に火をつけてふーと吸って煙の輪を作りました。
「Shinchanこわないからな、動いたらあかんで」
そして煙草を蛭におしつけました、ジュ―と音がして、ポロンと落ちました。
「雄太、そこの袋、持っておいで・・・・こんな事もあろうかと思うてな、ヨウチンと赤チンにメンタムバンソウコウ持ってきたんや、ばい菌はいったらあかんからなー」
 Shinchanはおしっこちびるぐらいに怖かったのです。

蛭って何?
http://www.tele.co.jp/ui/leech/index.htmヤマビル研究会








「しげ爺ちゃん、おおきに、やっぱり一緒に来てよかったわ、僕やったらどうしたらええか解らんかった」と雄太君は言いました。
「しげじ・・・ちゃん・・あーと」
「ほな、みんなで夕焼け小焼けうとうて帰ろか」

夕焼け小焼けで 日が暮れて
山のお寺の 鐘が鳴る
お手々つないで 皆かえろ
カラスと一緒に 帰りましょう

子供が帰った 後からは
丸い大きな お月さま
小鳥が夢を 見る頃は
空にはきらきら 金の星
中村雨紅 作詞  草川 信 作曲

http://www.interq.or.jp/ruby/kakizaki/sub80.htm

夕焼け小焼けの旅サイト
http://member.nifty.ne.jp/NENDO/yuyake/yuyake.htm


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