ここまでずっと聴いてるCDも久しぶり、なあたしです。

実は2,000円以上のCDを買うのも相当久しぶりな感じなんですが、
…そういえばマイラバのアルバムを買わないといけないことに今気づいたくらいですがorz
KNOTSのCD「ヘルメンマロンティック」がいい。
日曜に買って、家じゃずっとかかってる状態。

最近、あたしの琴線に触れる音楽があんまりないなぁ、というか、
音楽聴いても感動しないなぁ…心が動かないな、という感じがずっとしてて。
あたしの心が疲れてしまってるのか、汚れて感度が鈍っているのか。
特に感じるのは「歌詞を読んでも感動しなくなった」こと。
前から聴いている曲は、感動が自分の中に残っているからいいんだけど、
初めて聴く曲の詩からはなかなか感動が引き出せない。

KNOTSさんはネットラジオで歌ってくれるので、曲はなんとなく覚えてる。
でも、歌詞をきちんと読んだことがないので、
あたしとしてはめずらしく、CDを開けてまず、歌詞を読んでみることにした。

ひとかたまり読んで、傷をざっくりえぐられ、
ひとかたまり読んで、ぽかーんとしてしまい、
ひとかたまり読んで、うーんと考え、
全然進まない。
昔の苦い記憶が、甘い記憶が、頭を横切っていく。
でも大半が苦い記憶。そういう歌詞。
曲はものすごく聴きやすいのに。
あたしが好きな「身体で自然とリズムをとる曲」にそんなのが乗ってる。
そんなこと歌ってたの、とショックを受ける。

KNOTSさんは「幸せ☆」だとか「大好き！」だとか「がんばれ！」だとか、
そんな歌詞は書かないのだろうか。
まぁ、感嘆符は似合わないな、と、今書いて思った。
彼の音楽から感じられる感嘆符はあるけど、彼の歌詞にはない気がする。

彼と同じ「田舎の大学生」だったあたし。
歌が上手くて、ギターがめちゃくちゃ上手くて、料理も上手くて、絵も上手くて、
サークル仲間の誰もが一目置く存在だった彼。
自他認めるひきこもりでも、これだけ極めれば立派だと思う。

KNOTSさん、メジャーデビューおめでとう。


⊂今日の曲⊃
ヘルメンマロンティック / KNOTS
（傷に塩を塗りたくるような歌詞は止めて下さい。
　そんな歌詞をポップな曲に乗せないで下さい。）