Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年09月13日(土) 新しいものか、古いものか

今日は、ADSLの調子が悪い。自分の家のどこかが悪いのかと思ったがそうではなく、プロバイダが原因らしい。人間のやることだから完璧など望むべくもないが、それでもやはり、こういう事態が起こるとなんだか悲しくなる。早く復旧して欲しいものだ。動かないわけではないのだが、通信速度が70〜100kbps程度になっていて、オンラインゲームはまともに動かない状況になっている。

新しいものを創るのも難しいのだろうが、すでに作り上げたシステムを維持するのもまた、難しいようだ。きちんとしたシステムであればあるほど、維持管理は楽らしい。とは言え、時間の制約もあるし、なかなか理想通りには行かないだろう。システム管理者というのは、多少退屈かも知れないが重要な仕事だと思う。誰かがやらねばならなくて、みんながやりたいと思わないのなら、僕がやってやりたいと思う。今まで人類は多くのものを創ってきたし、これからも多くを作り続けるだろう。これから必要なのは、創ったものを維持、管理し、後世に受け継ぐことだ。

歴史学という学問がある。人類の過去を探る学問だ。その領域はかなり広く、政治や経済だけでなく、文化、民衆に関してなど、社会全般の事象を対象としている。そしてこれらはいずれも困難な仕事であり、やり遂げた人間は高い評価を得ている。しかし、これは無駄なことではないだろうか。そのときどきで、きちんと受け継いでいけば、後世の人間が一生懸命調べる必要もなかったはずなのだ。新しいものを探して作り続けていくのも大事かも知れないが、過去を顧みて反省し続けることもまた大事だと思う。歴史は繰り返すという経験則だってある。多くの新しいものが創られる今だからこそ、過去を見て、歴史を繰り返さないようにするべきなのだ。もちろん、懐古主義でもダメだ。古ければよいのではない。新しければよいのでもない。古くても新しくても、良いものはよいのだ。だから、新しいものも大事だが、新しいものにこだわらずによいものを探して行かねばならないと思うのだ。そして、どんなに古くてもよいものであればそれは大事にして、世に知らしめ、受け継ぐべきなのだ。


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