2003.06.01 (Sun) 23:03:21
今日は、新宿で友達と遊んできた。実に久しぶりだ。
前々から話はあったのだが、今日、ついにその友達の彼女と会うことができた。まあ、はっきり言ってかわいいとは言えない感じだったが、仲が良さそうで、見ていて楽しかった。うらやましいとか思わないのはなぜだろう。きっと、彼女にいろいろ気を遣っているのが大変そうに見えたからだと思うが。
朝、起きたのは11時頃だ。8時に目覚ましをセットしていたが、何も用事がないのにそんな時間に起きられるものではない。結局、あっさりとダウンし、そのまま寝てしまった。土曜日もそうだったから、なかなか情けないものだ。
そのあと食事をしていたら、その友人から電話があった。母がやっている健康食品について、その友人に相談していたのだ。この辺にはややこしい事情があるのだが、その友人の彼女のお母さんが、母が使っていた健康食品の関係者なのだ。僕の母から見れば、息子(僕)の友達の彼女の母親だ。見事なまでに他人である。…う〜ん、どうもこっちの方が良さそうだなあ。である調に変えるかな…。
で、そんなわけで相談していたのだが、そのうちにその友達の方が、新宿に出かけたらしい。僕にまた電話してきて、新宿にいるから遊びに来ないか、と言ってきた。僕は、一週間のほとんどが暇なので、そのまま承諾して、すぐに新宿に向かった。んで、合流してカラオケしていたわけだ。昔はカラオケが大好きだったのだが、最近はどうも気が乗らない。気が乗らないと言うと言いすぎだが、なんか高い声が出ないとか、細かいことが気になるようになった。昔は今よりもさらに歌が下手だったが、そんなこと、気にしていなかったのに。
ところで、その新宿への行き帰りに、例のごとくブルーバックスを読んでいた。もう100は越えたはずだ。200になるのだろうか。大学も借りた本をすべて記録してくれればいいと思うのだが、たぶん、プライバシーの侵害とかで、そういうことはできないようになっているのだろう。3冊しか借りられないので、いつも3冊ごとに借りているのだが、今回借りたのは、ドーピングとセルフカウンセリングの本。あと1冊は忘れてしまった。
ドーピングはなかなかショッキングだった。知っている人には常識なのだろうが、僕は知らなかったのでびっくりした。そういうのを知りたいからブルーバックスなんぞを読んでいるのだが。ドーピングで効果を得るためには、病気などで治療に用いられる量の、100倍くらいを使うらしい。その中でもホルモン関係がよく使われるのだが、ホルモンというのは、環境ホルモンという言葉で有名になったように、極微量で人体に大きな効果をもたらす物質である。そんなものを大量に使うと、かなり恐ろしいことが起こる。たとえば、男なのに女性化するということが起こってしまうのだ。しかもそれが、男性ホルモンによって引き起こされるというのだから、人体というのは不思議なものだ。と言っても、その機構は比較的単純で男性ホルモンを大量に投与すると、ホメオスタシスというバランス機構が動き出す。これは、簡単に言えば人体のバランスを取る機能だ。ダイエットに失敗したときによく起こるリバウンドは、このホメオスタシスが原因と言われている。その辺は後回しにするとして、男性ホルモンの大量投与のバランスを取ろうとして、人体の方は男性ホルモンを受け入れにくくするような反応を起こす。すると、相対的に女性ホルモンが強くなって、体全体が女性的になってくるのだ。胸が大きくなってくると言うから深刻だ。ボディービルダーなどは失業しかねない。ちなみにリバウンドだが、食事を減らすことで、食事の吸収量を増そうというホメオスタシスが働く。で、食事の量を元に戻すと、食べている量は同じでも、吸収量が増えている。従って、過剰摂取になって太ってしまうわけだ。ちなみに同様の減少は、朝食を抜くことでも起こるらしい。朝食を食べないと太る、などと言われる所以である。
ドーピングは確かに危険だが、結局のところ自分には関係ないので、おもしろいな〜、で終わった。まあ、カフェインも禁止薬物に指定されているのは少々驚いたが、考えてみればそれも当然だ。
しかし次の、セルフカウンセリングは、自分にも十分使えそうなので、もう少し真剣に読んだ。文字通り、自分自身でカウンセリングをするための手法について述べている。従来のカウンセリングには、重大な欠点があるらしいのだ。それは、何らかの問題に直面したとき、カウンセラーに頼って解決する、ということ。そういうものなのだから当然だが、本来であれば、問題なんてものは自分の力で解決するのが望ましい。そのための手法が、このセルフカウンセリングらしい。やり方には細かい注意点がいろいろあって、それらを正確にやっておかないと効果が出ないどころか逆効果にもなりかねないようなので、詳細は伏せる。だが、簡単に言ってしまえば、ある状況を取り出して、とにかく細かく細かく書いていくのだ。考えるだけではダメだ。書いて、それを何度も読み返すことに意味があるらしい。そうすることで、不快な気分になった原因を探ったり、人間関係のずれを探ったりするのだ。要するに、なるべく細かく書いて、自分が気づいていないところを見つけようということだ。
ちなみに3冊目、カバンの中をあさってみたのだが、「タイムマシンの話」…。我ながら妙なものを借りたものである。
2003.06.01 (Sun) 23:49:25