2003.06.01 (Sun) 22:35:40
毎週、土日になると日記が滞る。やっぱり、休みの方がかえって時間がないようだ。電車に乗ったりとかよけいなことをしなくていい分、1日を自由に使えるからなのだろうな。日記は元々空いている時間に書いているから、時間が空かないと書けなくなるわけだ。
この土日で小説を書こうと思っていたが、結局何もしていない。土曜はゲームをしていたのだが、日曜は友達と遊びに行ったのだ。考えてみれば、友達と遊びに行ったなんてずいぶん久しぶりだ。
書こう書こうと思ってずっと放置している間、草案だけは練れてきた。コンセプトは、「悲しき運命の少女」…。これだ。趣味に走っているが、元々小説なんて書くようなやつは、多かれ少なかれ趣味の世界に走っているのだ。テーマはいろいろ考えたが、やっぱ「正義」だろう。絶対の正義なんて存在しないんだってことを、アピールしていってみようと思う。うまく行くのかな…。実はまったく同じ舞台設定で、2つほど小説を書いている。1つめは、割とうまく行っていたのだが、あまりに長くなりすぎて、自分でもストーリーが分からなくなり、矛盾が多くなりすぎたのでそのまま放置した。2つ目は、主人公があまり魅力的でないという致命的な欠陥が発覚した。もともと、自己主張が弱くて何を考えているのか分からないが、とにかく優秀、なんてのは、脇役の設定なのだ。それを主役に据えたのは、高校の頃の友達をモデルにしていて、その友達とのつきあいの関係だ。
もうできあがっているストーリーの、視点を変えるだけだ。これなら何とかなるはずだ。そうだと分かっているのだが、なかなか手が着かない。何なのだろう。公開することを考えているからいけないのかもしれない。しかし、せっかくなら誰かに読んでほしいしなあ。この日記を読んでくれている方で、小説を読んでくれるような人はいらっしゃるのだろうか。とりあえず、短くまとめることを考えなければ。1つ目は、テキストデータだけで1メガバイトにもなったからなあ。自分ですら読む気がしないのに、他人に読ませようだなんて…。
小説を書こうとすると参考になるのは、やはりなんと言っても他人の小説だ。今の時代、一流作家の小説なんぞ、何の苦労もなく読める。ちょっと図書館に足を運べば、ただで読むことも可能だ。実際、書く参考にしようと思ってそういう小説を見ると、まったく違ったものが見えてくる。たとえば、状況説明。小説というのは、説明するものではない。物語であって、説明というのはなるべく簡潔に済ませるべき性格のものだ。しかし、実際に他の作家の小説を読んでみると、それがうまくストーリーにかみ合っている。主人公がその時の状況を説明するような行動をとるのだ。もちろん、ごく自然にだ。この辺のうまさはさすがと言わざるを得ない。
2003.06.01 (Sun) 23:02:39