2003.05.30 (Fri) 21:30:09
彼女のこと、ようやく吹っ切れた気がする。思えば長かった…。去年の7月からだから、1年近くずっと同じようなことばかり考えていたわけだ。
その理由は、これも今になってみれば簡単なことだ。何だかんだで会ってたから。会えなくなればそれなりに会いたくなる。そんなときに会えれば、忘れていたことも思い出すというものだ。1ヶ月近く会えなくて、ようやく目が覚めてきたという感じがする。目が覚めてきたというのは逆かな。眠りについたと言うべきか。
それにしても、会わないとは思っていたが、本当に他の研究室の友人とは会わなくなった。3年まではほとんど毎日一緒にいた友人ですら、1週間に1度、会うかどうかと言ったところだ。普段はそれでどうとか思うこともないが、やはり、ふと我に返ってみるとかなり寂しくなる。今の研究室は、人間関係と言えるほど人がいないし。大学院生になって、後輩が入ってくれば、また話は違うのかもしれない。
こうなってみると、本当に人間関係というのは大事だな、と強く思う。ただ周りに人がいるだけで、気分はまったく違ってくるものだ。環境はそれほど悪いとは思わないが、それだけでは気分という曖昧なものはどうにもならない。
しかし、こんな風に何もやることもなく、人間関係も希薄なときこそ、一人で何かをやるチャンスではあると思う。僕はこれまで、多くの人に囲まれた、恵まれた環境に慣れすぎた。これまでが幸福すぎたのだ。すでに人生の頂点を越えてはいるが、それでも生き続けなければならない。これ以上望むべくもない状況から、徐々にではあるが、僕を取り巻く世界は悪くなりつつある。いろいろなものが失われ、その代わりに、多くの人が求めてやまない時間というものが、僕の手元にはある。
研究室、なんだか気分が良くないと思っていたが、今日、ようやくその原因に気づいた。分かってみれば極めて当たり前のことだ。前にも書いたが、今の研究室は、1つの部屋を本棚で区切って使っている。そして僕たちのいる方には、窓がないのだ。窓のない部屋。これでは息が詰まるのも当然だ。コンピュータを設置するには適しているのかもしれないが。考えてみれば、なるべく教授が、この部屋の機能を限定しようとしていたのも頷ける。だれだって、窓のない部屋に長時間いようとは思わないだろう。
それにしても、どのように過ごしても、日々は確実に過ぎ去っていく。中学生の頃は一歩一歩踏みしめるように進んでいた時間が、今ではまるで駆け抜けるようだ。高校生の頃は、20代の時間が短いだなんて考えもしなかったが、今では当然のように思える。その理由もだいたい分かる。その当時も今も、暇をもてあましていたのは変わらない。しかし今では、時間があれば何かやることがある。この日記でもいいし、それこそゲームでもいいし、いろいろだ。インターネットを見ているだけでも、テレビをボーっと見ているよりも遙かに有意義だろう。PCが僕の生活を変えてしまったのだろう。情報機器は便利だが、心の余裕と時間を奪ってしまうのかもしれない。
強制終了してしまったので、なんだかやる気が失せてしまった。風呂にも入っていないし、今日はこのくらいにしておくか…。
2003.05.30 (Fri) 21:58:36