Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年05月06日(火) 破壊衝動

2003.05.07 (Wed) 0:42:57

今日は大学へ行こうと思っていたが、遅かったのでやめておいた。ウィークデーだと言うのに。恥ずかしくて日記に書けないような生活は、すべきではないな。本当に。

今日は近くまで出かけていたのだが、その帰り道、フッと思ったことがある。今になって冷静に考えてみるととんでもないことのように思えるが…。まあ、気分が悪くなることは間違いないので、なんだこりゃ、と思ったら途中でやめることを勧める。

僕としてはこの日記、ときどきかなりとんでもないことを書いているつもりでいる。社会一般の常識から見てどうなのかと思うようなことも平気で書いている。で、ここは一つ、それが極端になったらどうなるのかと考えてみよう。まあ、要するに書くことがないのだが。

先日書いたのだが、父が帰ってきて以来、僕の生活は一変した。実際はなあなあでどうにかなっているのでそれほど変わってはいないのだが、僕の生活は完全に父に掌握されているのだ。もっと平たくいえば、僕は父の一存で、食べていけない立場になるということだ。

そのとき父に、「うるさいな、いい気になりやがって。だったらあんたの世話になんかならねえよ。」と言ってやったらどうなったのだろう。酔ったときの父の性格から考えて、売り言葉に買い言葉ということになるだろう。「だったら出て行け!」となるだろうな。実際、これは言われたし。で、まあ、僕としては、そこで出ていってはつまらないわけだ。「うるさいやつだな…。自分が一番えらいと思いやがって。お前、俺をなめてるんじゃないのか?」となる。まあ、その時点で拳が飛んでくるだろうな。この辺の場数は、僕の方が極端に少ないので、これを回避するのは無理だろう。為すすべもなく、僕は吹っ飛ぶわけだ。で、ここでおそらく父は躊躇する。踏んできた場数が仇になるわけだ。まあ、僕が息子であるというのもそうだろうな。

ここら辺で僕は思い当たるわけだ。そもそも自分の存在意義なんてあるのか、と。こんな面倒なことでなぐられたりしてまで生きていく理由はなんだ、と。もはや彼女は、僕の希望にはなり得ない。彼女は僕の中で理想化され、現実の彼女とは食い違っているはずだ。僕の中にそういう実感はないが、彼女にろくに会わずに延々彼女のことを考えていたのだから、そうなっている可能性は高い。現実の彼女をあるがままに受け入れる余裕は、きっと僕にはない。となれば、希望もないし、存在意義もないことになる。そもそも人間に存在意義なんてあるのか?たまたま有機物が混ざり合ってできた物質の塊など、壊れようが他の生物に食われようが、どうなったってよいのではないか。今すぐ宇宙が消し飛んでも、僕は困らないのではないか。となれば、僕は僕のまわりの世界を壊し、そしてすべてを壊せばいい。それで、すべての面倒なことは消えてなくなる。一番不必要なのは自分だが、自分だけ消えるのもしゃくだ。

「もういいよ。そこまで言われて、俺が何もしないと本当に思っているのか?」となる。経験がないことで、僕に躊躇は生まれないはずだ。台所に向かったところで、止められることもないだろう。方法はいくらもあるが、手っ取り早いのは包丁だ。…って、後ろに弟がいるな。どうしようか。

まあ、いいか。それで、…母は躊躇するだろうな。おそらくここで向かってくるのは父だ。う〜ん。あまり効率がいいとは思えないな。まあ、でも、おそらく足を狙えば確実だろう。そのあとに腹を突き刺せばショックか出血でそのままこの世からおさらばだ。あとは新聞紙にでも火をつけて、灯油をばらまいて家に火をつけるか。とりあえず、家に弟がいないというのが条件だな。弟と僕の間には、身体能力の点で大きな差がある。まともにやりあったら僕の敗北は火を見るより明らかだ。いきなりテーブルを投げつけて、包丁を放り投げるくらいの博打をする必要があるだろうな。投げつけただけでも、当たり所によっては致命傷になりうるだろう。

家に火を放ったあとは、忘れずに財布を回収しなければ。警察の動きがどうなるか分からないが、さしあたり、すべての貯金を下ろそう。15万ほどあるから、1週間は何とかなるはずだ。あとは、有り余る時間を利用して彼女の家でも突きとめよう。暇をしそうだから、家から何かカバンを持ってきておいた方がいいだろうな。本でも詰め込んでおけばいい。あとは彼女が乗った電車に体当たりしておしまいってところかな。社会に大きな影響を与える死に方としては、電車に飛び込む以外にも焼身自殺というのもある。が、これは非常に苦しいらしい。面倒なのが嫌なだけなのに、好きこのんでそんなことをする必要はないだろう。

父の車もいいかもしれないが、やはり行動は電車だろうな。理想は自転車だが、さすがにそれで長時間行動する気にはなれない。彼女には何かするかな…。いや、別に何もないな。姿だけ確認できれば、あとは死ぬときに僕の印象をたたきつけられればそれで十分だろう。

生きていく意味なんて見いだせないのだから、派手に散ってやろう。冷静に考えると何がよいのかさっぱり分からないが、ときどきふと、こんな衝動に駆られる。

ただ、そんな衝動に駆られなくても、自分の存在意義を見いだせないのは確かだ。自分のために何かをする気にはなれないから、誰か他の人のために、できれば彼女のために、と思う。でもそれだって、いつも都合よく何かをできるわけではない。自分を形作る上で重要な価値観。その自分自身の価値観の中で、僕という存在に価値がないのだ。平凡で、どこにでもいる大学生。今すぐここで死んでも、何も問題はない。これは僕に限ったことではない。世の中すべての人間がそうだ。僕にとって彼女は違うが、それ以外の人間など、精神的に見れば、いつ死んだって構わない人間ばかりだ。

まだ、鬱なのかもしれない。だいぶ波が上向きになっているようではあるが。

2003.05.07 (Wed) 1:51:50


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