2003.06.29 (Sun) 15:41:14
今日は、学歴について。
最近、学歴が就職に影響しなくなってきたと言う。なるほど。確かにそのような傾向はあるようだ。僕も、世間一般で一流企業と呼ばれるようなところで派遣社員として働いている。三流大学にいるにもかかわらずだ。まあ、実際に行ってみると、教育内容としてはなかなか優れていると思う。有名私立大学に行くくらいなら、ぜひとも東京商船大学を勧める。もちろん、内容を確認してからではあるが。三流というのは、世の中の評価のことだ。
世の中の評価、ひらたくいえば偏差値だ。高校から見た大学の評価になるわけだ。社会から見た大学の評価は、明確な基準を知らない。何かあるのかも知れないが。
それで、この学歴だが、考えなければならないのは、これはそれなりに重要だということだ。特に工学系の場合、高度な専門教育を施されて卒業する。専門学校と違って、その理論的な背景も含めて教育される。従って、このような人材をうまく使えば人件費の費用対効果は格段に上がることだろう。企業内で教育しなければならないところ、新人の時点で、勝手に勉強してきてくれているのだ。
だが、それはごく一部の場合だ。たとえば、文系の学部になると、実際に社会に出て役に立つような能力はほとんど身につけてこない。そもそも、そういう趣旨の教育をしていないのだから当然だ。とは言え、物事の思考力というのは鍛えているはずだから、人材として役に立たないことはないはずだ。
だから、学歴が重要なのは一部だ。会社の指導者となるべき人間、高度な専門知識を必要とする職種。このような場合は、学歴を考慮すべきだろう。たとえば、東大などの出身者は、やはり相対的に見て物事を思考することに関して優れている場合が多い。一方でいろいろと弱点も指摘されているようだが。
ほとんどの場合、学歴は関係ない。しかし、学歴を考えるべき場面もやはりある。その点をよく考えるべきだと思う。
ちなみに僕の場合、確かに社会で必要となるような専門知識を学んでいる。だから、東京商船大学の出身者は、社会に必要とされる能力を持ち、学歴として評価されるだけのものを持っているだろう。ただ、僕自身はそうは言えない。専門としてコンピュータを選択したため、世の中で自分の力を主張できるような高度な専門知識を持つには至らなかったのだ。従って、僕は学歴なしで、中級以下の人材として勝負することになるだろう。
要するに、最高の人材は学歴など、細かいことも考慮して選ぶべきだが、そうでもない人材は学歴なんてどうでもいいということだ。
2003.06.29 (Sun) 15:52:00