Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年11月20日(水) きれいに透き通る姿

2002/11/21 0:56 Access: 4261 (+28)
Words: 2752 Lines: 159
今日は、先輩とずいぶん話し込んでしまった。
おかげで、こんな時間だ。
9時頃からPCに向かっていたのに。

今日は、2限から講義があったのだが、
起きられず、3限から行くことになってしまった。
やはり、彼女が参加しない講義には、
なかなか行く気がしない…。
どうしようもないな、もう。

ちなみに、3限の前に、
別の教室にいる彼女を見かけたが、
結局、話しかけることはしなかった。
さすがに、関係ない教室に入っていくのは無理があるし。
男の友達とは、かなり長い間ずっと一緒でも
それほど不自然ではないようだが、
さすがに男と女の組み合わせだと、いろいろ問題だろう…。

応用化学は、
インコヒーレントな光源に関する話と、
光検出素子に関する話だった。
先週と比べればよく分かったが…。
電極の間で電子が加速するのはなぜか、と問われて、
うまく言えなかったのが悔しい。
高校生の常識なのだが…。
ただまあ、そんなに易しい問題ではない。
3回くらい、なぜ、なぜと聞かれるからだ。
一般には、電場が発生して、
その電場が電子を加速するからだと言えばいいのだろうが、
「電場ってなに?それでなぜ加速するの?」となる。
量子力学的にはバリオンか何かが
ぶつかることで加速するとかなんとかって話があったが、
そういうことを聞かれているわけでもないだろう。
ちなみに、インコヒーレントな光源というのは、
要するにレーザーでない光源だ。
そのくらいのことしか、理解できなかった。
厳密ではないが、間違ってはいないだろう。

4限は、流通情報工学ゼミナール。
Javaの演習だ。
何か新しいプログラムを作ってこいと言われていて、
結局、なにも作っていかなかったのだが、
どうやら、他の学生と比較して相対的に
進度が速いために、特にとがめられなかったようだ。
まあ、正直言って、
これからSEになろうと思うなら、
彼女以外の学生に負けているようでは話にならない。
4年になる頃には、彼女にも負けているようではまずい。
要するに、彼女はカリキュラム面で僕より有利だったことと、
卒論でプログラミングを扱っていたから
他の学生と、大きな差があるのだ。
カリキュラム面はともかく、卒論という点では僕も条件は同じになる。
負けているわけにはいかない。
そもそも見た感じ、彼女はプログラミングの適性などないのだ。

プログラミングの適性とはなんなのか。
考えてみたのだが、まずは論理的な思考力。
現在のComputerは、残念ながら
非論理的な処理を行うことはできない。
乱数すら、論理に基づいて出力されている。
そのような機械に命令を与えるためには、
論理的な思考力が不可欠だ。

それから、ある程度の文法を扱える能力。
文章力と言っても過言ではないと思う。
言語をつかって意味のある言葉を紡ぎ出すのだから、
これは1つの文章と言って差し支えないだろう。
もちろん、小説家のように感情をうまく表現する能力など必要ない。
論文のような、正確で論理的な文章を書く能力が必要なのだ。

それから、粘着質な性格。
論理的に完全に正しくなければ、
プログラムは正しく動作しない。
それには、たった1つのミスを徹底的に追及するねばり強さが不可欠だ。
Computerの前に長時間座っていることに対して
抵抗を感じるような人間は、当然、プログラムなど書くことはできない。

彼女は、このうちの論理的な思考力が、
日常生活に影響するほどにはなっていない。
やろうと思えばできないわけではないが、
普段から心がけているとは言えないレベルなのだ。
もちろん、普通の人間としては、それでいいと思う。
何でもかんでも、なるべく論理的に考えようとする
僕のような人間が、少しおかしいのだ。
…まあ、理系の人間なんてそんなものだ、とも思うのだが。

何かを実現しようとしたとき、
それを分析し、分解し、
どのようにComputer上で構成するかを考えなければならない。
この場合、必要になるのは無から有を生み出すというよりも、
1つの事象から複数の知見を導き出す能力だと思う。
だから、独創的なアイデアよりも、
物事を丁寧に見られるかどうかが勝負になるのではないかと思うのだ。

もちろん、どのような世界にも天才と呼ばれる人はいて、
例えば、UNIXなどは無から有を生み出したとしか思えないような
独創的なアイデアがふんだんに盛り込まれているそうだ。
圧倒的な経験、たゆまぬ努力、天性の才能が生み出した、
一種の芸術品とも言えるだろう。
彼らのような人々を、Hackerと呼ぶ。
決して、犯罪者に対する呼称ではない。
一般にHackerと言われる人々は、Crackerと呼ぶのが正しい。
金庫などをこじ開ける、というような意味が
この場合、適用できるだろう。

まあ、それでJavaをやったわけだ。
正直、それほど進展はなかった。
少し慣れたかな、という感じだ。
新しいことを学ぶのもいいが、
今のところテキストを読んだだけで、ほとんど手を動かしていない。
まずは、頭から覚えてしまわなければ。
基礎的なことは、理論を理解するのではなく、
身体にたたき込んでしまわなければ話が進まなくなってしまう。
public static void mainくらいの文章は、
無意識に叩けるくらいが望ましい。
Javaを本格的に使おうと思ったら、
すさまじい数のクラスを、ある程度覚えなければならないのだ。
暇な方は、ここを見てみるといい。
左下のクラス一覧を見れば、すべて覚えるのが不可能であることくらいは分かるはずだ。
一応、2722個あるようだ。
いったい誰が、こんなにたくさん作ったのだろう…?
こんなの、本当に使いこなせる人がいるのだろうか?
なんだか、信じられない気がする。
ちなみに、クラスが2722個と書いたが、
Javaのクラスというのは、
その中にフィールドとかメソッドとかコンストラクタとか、いろいろと含む。
単語のように、覚えればいいというものでもない。
もちろん、その内容の詳細は知らなくても使えるようになっている。
そのために、莫大な数のクラスというのが用意されているのだ。
しかし、それはそれとして、
その使い方はある程度知らないといけない。

5限は、情報管理システムの講義だった。
水曜日では唯一、彼女と一緒に受けられる講義だ。
偶然か必然か、彼女の隣に座ることができた。
しかも、OHPが彼女の方にあったので、
視線がずっと彼女の方に向くことになった。
おかげで、眠たくなるような講義だったが、まったく眠くならなかった。

そのあと、家に帰って、
メッセンジャーで話し込んで、現在に至るわけだ。
気づけば、もうすぐ2時だ。
6時に起きなければならないのだから、
あと4時間しか、寝ることができない。
中世の偉人じゃあるまいし、そんなことで生活できるのだろうか。
こんな日記を書いている場合ではないのかも知れないが。

これで2676字。
結構書いたような気がするが、意外と少ない。
それでも、1時間くらいはかかっている。

今日はこのくらいか…。
久しぶりにすっきりした気がする。

2002/11/21 2:02


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