Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年11月05日(火) 科学と心理

2002/11/05 20:46 Access: 3823 (+5)
Words: 7188 Times: 187min (3h 7min)
今日は、久しぶりに彼女と会話を交わした。
…いったい、何なのだろう。
どうも、僕の彼女に対する想いは、
単なる惰性のような気がしてきた。

今日は、精神鑑定とは何か、という本を読んでいた。
精神鑑定とは、一般的な精神分析とは違い、
裁判の参考資料としての精神分析を指す。
そのため、一般人から抽出した
標準的な傾向が適用しにくいなど、独特の特性がある。

まあ、それはそれとして、
その中におもしろいものが紹介されていた。
心理テストの1つで、文章完成法というものだ。
「私は…」という、未完成の言葉のあとに、
何らかの言葉を付け加えてその人の心理を判断するものだ。

たくさんあるから、少し僕が書いてみよう。
…というより、それが書きたくて紹介しているのだが。
この本に紹介されている例を、すべて載せてみよう。
「…」より前の部分が、提示されている文章だ。
すべて、当然のことながら、
僕のために作られたものではない。
特に、女性向けのものなど、僕が答えるには明らかに適さない。
が、細かいことは気にしないことにする。

子どもの頃、私は…内気で閉鎖的だった。
私はよく人から…リアクションが大きいと言われる。
私の父…は、尊敬に値する人だ。
もし私の母が…酒とタバコをやめたらいいのに、と思う。
私を不安にするのは…彼女の動向だ。
私はよく…冷静になろうと思う。
職場では…という主語は、僕にとって意味をなさない。
学校では…非常に楽しい生活が送れている。
もし私の父が…死んでも、きっと、僕は何も思わないだろう。
私の野心…なんて呼べるものは、何もない。

私の失敗は…中学の頃、父親が死んだ同級生に、生命保険の話をしたことだ。
私が得意になるのは…タッチタイピングをしているときだ。
私にできないことは…腐るほどある。
妻…なんて、僕にはよく分からない言葉だ。
歳を取ったとき…のことを思うと、漠然とした不安を抱く。

将来…僕は、どうなっているのか分からない。
仕事…というのはどういうことなのだろう?
私が密かに…思っていることは、大抵この日記に書いている。
世の中…何事もバランスだ。
夫…という存在に、僕はなれるのだろうか。
時々私は…人生に対して、漠然とした不安を抱く。
私が心を惹かれるのは…彼女の言葉、彼女の意志だ。
私の不平は…特にないと思う。ほどほどで満足できる、都合のいい性格だ。
私の兄弟(姉妹)…は最近、恋人とのつきあいに疲れているようだ。
私の顔…は、とてもいいとは思えないが、友人は皆、工夫すればかっこよくなると言う。
今までは…どうしてきたのか、すさまじいスピードで忘れている。
女は…謎と言うしかない。僕にはまったく理解できない。
私が思い出すのは…4歳の頃溺れたこと、幼稚園のころ食べたお茶菓子など。

続いて、Internetを使って、少し文例を探そうと思う。
「私の子どもは・・・」
いったい、どんな性格になるのだろう。僕に似るのだろうか?
「妻と私は・・・」
どんな関係になるのだろう。そもそも、僕の妻になってくれる人などいるのだろうか。
「今の私は・・・」
与えられた環境に、満足している。それだけに、未来が不安だ。
「これまで・・・」
僕は、努力と呼べることをほとんどしてこなかった。
「これからは・・・」
少しは、努力できるのだろうか。成長していることは感じるが。
「生きるということは・・・」
人体という機械の動作を維持することだ。
「年を取ると・・・」
人体の各機構の性能が低下する。

少しは、今までの日記で分からなかったことが読みとれるだろうか。
この手法は、簡単で曖昧なだけに、
いくらでも答をいじることができる。
素人が分析するのは、あまり向かない手法のようだ。
なるべく正直に書くようにしたが、それでも、
これだけ見ても僕を理解することは難しいのではないだろうか。
精神鑑定では、10種類程度のテストが用いられるそうだ。
これによって、単独ではごまかせても、
複数を矛盾なくごまかすことは難しいことから、
詐病までも読みとることができるらしいのだ。
正直、少々疑わしいと思ったが。

ところで今日は、2限から講義だったが、
見事に2限を寝過ごしてしまった。
さすがに、旅行で疲れているのに
2時間半しか寝なかったのはまずかったようだ。
もっと生活のリズムを考えなければ。
計算物理学という講義で、CかFORTRANかJAVAで
何らかのプログラムを書くという課題が出ているようだ。
この中ではCが一番得意だが、
あえてJAVAを使うのもおもしろそうだ。

3限と4限については省く。
グループで調査を行った上で発表するという
作業について、少しずつ具体化してきた。
しかし、まだまだこれからという段階だ。

5限は、新しい演習課題が示された。
今までは、流通センターの設計をしていた。
しかし、今日からの5回は、
物流に関するビジネス・ゲームを行う。
与えられたルールの中で、最高の利益を出すことを目的とする。
初回は説明と計算の練習だったが、
説明が長引いたせいで、計算練習の時間が5分しかなかった。

だから僕は、必死に計算をした。
今日は家庭教師の仕事があるから、
遅れるわけにはいかなかったのだ。
幸い、課題は電卓がない人のために簡単な数値が示され、
僕は電卓を持っていた。
そのため、7分で終わらせ、教室の中で2番目に出ていくことができた。

しかし、生徒に電話をしたら、
まだケガが治っていないから、来週にして欲しいと言う。
僕は、無性に彼女に会いたくなって、
その場から教室に引き返した。
もう駅の近くまで来ていたが、

うぉぉぉぉ!!
メールが来て、何かと思ったら彼女からのメールだった!
こっちが何も書かないのに向こうから書いてきたのは初めてだ!
基本情報技術者のモニターに応募していたのだが、
彼女は「×○△@ЭでОΘ☆ゞД」だったそうだ。
ちなみに、文字化けではない。こういう風に書いてきたのだ。
要するに、秘密ってことだろう…。
これだけよく分からない記号を並べるのも大変だろう…。
ちなみに、あとで書こうと思っていたのだが、
僕は「この度は,モニター試験にご応募いただきありがとうございます。
抽選の結果,受験していただくことになりましたので,受験番号等をお知らせいたします。」
というメールが来た。
どうやら、希望通りになったらしい。
ちなみに、この電子メールを使って本人確認をするそうだ。
なかなかおもしろい手法を採っている。

この電子メール、なぜか明朝体で書いてあった。
僕は明朝体が嫌いなのだが、
わざわざHTML形式のメールでフォントを明朝体に
設定して送られてきたのだから仕方ないだろう。
HTML形式のメールを受信できなかったらどうするつもりだったのだろう?
そう言えば、応募するとき聞かれたかも知れない。

彼女のメールだが、
明日、この合否を教えてくれということが書いてあった。
メールの返事はいらないということなのか、
手間はかけさせないということか…。
まさか、会って直接話したいなんてことはないだろうが。
ついつい希望的な予想をしてしまう。

…思い切り上記の文章が途中だった。
まあ、驚きを表すために、そのままにしておこう。
で、彼女に会いたくなって、駅の近くまで来ていたが、
そこから僕は、教室まで引き返した。
そのとき、ちょっとだけ彼女と話す機会があった。
それだけでも、戻った甲斐があった…。
それにしても、バイトがあるからと急いで帰った僕がその場にいたのに、
誰も不審に思わなかったようだ。
声がかれてまともに話せなかったときも、
そのことを誰も気にしていなかった。
一般的なのか、それとも僕に対してだけなのか分からないが、
どうも他人に無関心な傾向が見られる。
まあ、かく言う僕も、彼女以外の人なんてどうなっても構わないが。

友人が、レンタカーを返すとき事故を起こしたと言った。
これはただの冗談だったのだが、
そのとき僕が思ったのは、事故を起こした際の保証のことだった。
その次に、事故の状況はどんな感じだったのか、
事故の程度はどの程度なのか、ということ…。
友人の安否は、その次だった。
冷静に考えれば、電話をかけてきているのだから
少なくとも重傷を負ったり死んだりはしていないと分かるのだが、
そんなことを考える前に、事故の状況を心配していた。
こんな自分の腐った脳味噌を呪いたくなる。
その友人がこの日記を読んでいるかも知れないと思うと、
少し恐怖を覚える。

すべてをあからさまに書くことで、
自分を理解してもらいたいと思うことは、単なる甘えなのかも知れない。
正直に書くなどと言って、人を傷つけるようなことまで平気で書くのは、
人として、してはならないことなのだろう。
それでも僕は、この日記で、少しでも自分のことを理解してもらえたら、と思う。
こんな長い日記を、どれほどの人が読んでくれているのか分からないが。
この日記を読んでくれているすべての人に、
心から感謝している…。

…自分を理解してもらいたいというのは、
いったいどういう欲求なのだろう。
それでいったい、何の得があると言うのだろう。
無意識のうちに、何らかの利害を考えているのだろうか。

利害はともかく、もっとも自分を理解してもらいたい人と考えると、
どうしても、彼女にこの日記を読んでもらいたくなる。
見ての通り、これはとても彼女に見せられるような内容ではない。
それでも、読んでみて欲しいと思ってしまう。
もし彼女にこれを見せたら、彼女はどう思うのだろう。
それにしても彼女、まだOutlook Expressをアップグレードしてないな…。
サービスパックが出てからもうだいぶ経つのだから、
そろそろWindows Updateをやっておいた方がいいと思うのだが。

この日記を彼女に見せたら、きっと驚くだろう。
確かにつたないが、それでも、
「あ、そう。」で片づけられる程度の内容を書いているとは思えない。
たぶん、恐怖を与えてしまうだろう…。
そりゃそうだ。こんな男が陰で毎日毎日こんな日記を書いていたと知ったら、
気持ち悪くて仕方ないだろう。

でも、もしかしたら…。
もしかしたら、ほんのわずかでも、
僕のことを理解してくれるかも知れない…。
そう思うと、このURLを彼女に教えたいという衝動に駆られるのだ。
と言っても、これはあくまでも比喩のようなものだ。
頼むから、彼女のことを知っている人は、
彼女には黙っていて欲しい。
僕の知る限り、僕と彼女を両方知っている人が2人、
この日記を読んでいる。

最近、その人たちには、
直接話しているときも、あまり気持ちを隠さず言うようになった。
それでも、どこで誰が聞いているのか分からないので、
かなり警戒はしているが。
余談だが、そのうちの1人がBBSに書き込んでくれている。
あまり上品なことを書いていないが、
まあ、そういう人だ。興味があったら見てみるといいのではないだろうか。

いきなり、PCの動作が止まった。
2度目は、突然再起動するのではなく、
動きが完全に停止するらしい。
いろいろ、面白い現象が起こるPCだ。
これを読んでみるみなさんには、
PCを自作するなら、パーツは定評のあるもの、
あるいは定評のある組み合わせを選ぶことを勧める。
友人は、24時間PCを起動しっぱなしにしているが、
まったく動作に不安はないらしい。
512MBという、今の時代でも少々多めのメモリのおかげかも知れないが。

それで、彼女がメールでもう1つ、
教官が募集していたアルバイトの話を書いていた。
僕も気になったので、メールで問い合わせてみた。
もう、募集を締め切ってしまったかも知れないが…。
もし返事が来れば、彼女と話をする格好の材料となるだろう。

ああ、今回のメール、
彼女が僕と話す機会を作るために
わざわざ書いてきたものだという妄想が消えない…。
今までの経緯を考えたり、
そんなメールを書いてこなくても普通に会話ができる現状を考えると、
こんな妄想、あり得ないに決まっているのだが。
もっとあり得ない話だが、例え彼女が僕のことを好きになっていたとしても、
こんな策略を練る理由にはならない。
はぁ…。ここまで飛躍した妄想を考えると、かなりむなしくなる。
そう言えば、彼女が好きな人って、今は何をしているのだろう。
彼女に近づく人には例外なく嫌悪感を抱いてきたが、
彼女が好きな人ってのは、どうなんだろう…?
それにしても、彼女は僕のものではないのに、
彼女に近づく人に嫌悪感を抱くってのはどういうことだろう。
肩に手を置くんじゃねぇよ!とか。

その彼女、今日は、
なんだか男物っぽい、少しごつい真っ黒のロングジャケットを着ていた。
別に彼女が着ていたとかそういうことは関係なく、
僕も欲しいと思うようなデザインだった。
まあ、それで彼女と同じ格好になったりしたら
周囲の目が恐ろしすぎるので、買おうとは思わないが。

少しマイナーな話になってしまうが、
「るろうに剣心」の12巻あたりに出てきた、
飛天御剣流の継承者のマントにそっくりだ。
…知っている人すら、何がなんだか分からないかも知れないが。
比古清十郎とかいう師匠が着ていたマントだ。
字の違いは勘弁して欲しい。僕だって詳しく知っているわけではない。
一応、Internetで検索したのだが。

最近、英語をやたらよく使っているが、
この理由は極めて単純だ。
Internetと打つ方が、インターネットと打つよりも、
文字数の入力が少ない。Inta-nettoでは、10文字になってしまう上、
ハイフンやTの2連打など、無駄な動きが多いのだ。
ほとんどの言葉で、英語の方が入力しやすい。
もともと、キーボードってのは英語入力のためにできているわけだし。
まあ、入力しにくいようにこの配列になったという噂もあるが。
さらに余談だが、最近のIMEは、
Shiftキーを押しながら入力すると、
大抵の場合、半角文字を入力してくれる。
これを知らなければ、普通にカタカナで打った方が速いと思うだろう。
さらに付け加えると、ATOKの場合、
オプションで設定しないと、この機能は有効にならないはずだ。
ATOK15は知らないが、13はそうだ。

で、IMEはいいとして、わざわざ分かりにくい例を示して
何が言いたかったのかと言えば、
それは、彼女のジャケットが大きくて、少し合っていない印象を受けたということだ。
今まで白系統の明るい服しか着ていなかったのに、
突然真っ黒のジャケットを着てきたことにもびっくりした。
最近彼女は、かなりコロコロとイメージを変えている気がする。
まあ、今まではほとんど髪型だったが。
好きな人って高専の頃の友人と聞いていたが、
まさか大学にいるのだろうか…。

…なんか、勢いが止まってしまった。
10分くらい、のんびりブラウジングしてしまった。
ある程度早く寝ないと、
明日も遅刻してしまうかも知れないというのに。
どうせ明日は、彼女は3限にならないと来ないし、
来たとしても、受けている講義が違うので
5限にならなければ会えない。
まあ、それでも2限に出るのだ。
遅刻したとき彼女に、異様に冷たい目で見られているような気がしてならないのだ。

さて、この話はもういいか。
どうやら勢いが完全に停止してしまったようだ。

ということで、安全性の話。
これ、昨日書いた気もするが。
どうだっていい話だが、
安全性を追求するとき、安全に作れば安全になるものでもない。
例えば、飛行機などの機械の場合、
安全に作れば、それだけその機械に依存してしまう。
逆に、F1マシンのように危険に作ってある場合、
その運用には細心の注意を払う。
だからと言って危険になるようなルール改定を行うのは
どうかと思うのだが。

それから、バウムテスト。
バウムとは、ドイツ語で木のことだ。
だからこのテスト、英語ではツリーテストと言う。
上記の精神分析に使われるテストの1つで、
木の絵を描かせてその人の精神を読みとる。
もちろん、すべてを読みとれるわけではないから、
あくまでも参考の1つだ。
例えば、葉がすべて散ってとがった枝を描くような場合、
その人には攻撃特性がある、というような読み方をする。

僕が描くなら、魔法使いが木に向かって
隕石を降らせている絵を描くだろう。
マントを羽織った小さな魔法使いが手を振りかざしている横で、
大きな木が、隕石に直撃されて、
すさまじい稲妻と共に燃え上がっている。
目に見えるほどの強烈な衝撃波が発生し、
木の幹を粉々にうち砕いている。
そんな絵を、描くだろう。
このような絵は、いったい何を示唆するのだろう。
「この人間にはバウムテストの知識があり、
ここから特定の情報は読みとれない」という結果になるのだろうか。

この他にも、様々な興味深い手法が用いられる。
しかし、現代の精神鑑定は、
結局のところ、医師の感覚的な部分に頼らざるを得ないらしい。
人間の心という複雑なものを扱うには、
工学的な科学は不十分なのだ。
となると、人工知能の実現も難しいのだろうか。
Artificial Intelligence…。
古来からの、人類の夢の1つだ。
僕の卒論のテーマでもある。
群行動のシミュレーションだから、少し違うかも知れないが。

文字数はここまでで約7000字。
前は足りない足りないと思っていたのに、
今になってみると、ずいぶん多いものだ。
生活に余裕がなくなってくると、
書くのも難しくなってくるのだろうか。

前に文字数オーバーで困っていた頃の日記を見ると、
余裕で次々と文章を書いていた様子が読みとれる。
やはり、バイオリズムというのはあるようだ。
その頃と比べると、今は明らかに調子が悪い。
昨日と比べるとだいぶマシだが。

…それにしても、休み休みだったので実感はないが、
気づいたらずいぶん書いている。
編集時間も186分に達している。
この程度で十分だろうか。
そうだ。誕生日に自己紹介でも入れておこう…。

2002/11/06 0:18


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