2002/10/03 20:03 4840字 今日は休講が相次いだ。 一限と四限だ。 予定は全部で3つだったので、 そのうち2つが休講になってしまったことになる。
一限は、幸運にも寝坊してしまって行かなかった。 しかし、三限がないのに四限まできっちり待ってしまった。 やれやれ…。
今日は、彼女と話をしなかった。 前期はなにがなんでも一言くらい話をしてやるとがんばっていたので、 平日、2人とも大学に来ているとき話をしなかったのは 本当に久しぶりだ。 今になってみると、なんて無駄なことをしていたのだろうと思ってしまう。 まあ、楽しくてやっていたのだから別にいいのだが。
二限に受けたのは、知識情報処理という講義だ。 前期に受けた知識情報処理システムの基礎に当たる話で、 本来ならこちらを先にやるべきなのだ。 しかし、教官がアメリカに行っていた関係で休講になり、 僕たちは応用を先にやることになってしまったわけだ。 ちなみに、知識情報処理は、知識工学の基礎になる 論理学などの話が中心で、 知識情報処理システムは、そのような基礎に基づいて設計された 様々な人工知能システムの話が中心になる。 基礎がないのに応用をやったのだから、みんな苦労したわけだ。 例年なら、それほど苦労する科目ではなかったのかも知れない。
講義の合間、待ち時間に、旅行の計画を練った。 11月に、友人たちとどこかへ旅行しようという話になったのだ。 男ばかりというのは寂しいが、仕方のないことだ。
しかし、男ばかりということは逆に、 相当な強行軍の日程も組めるということだ。 何らかのトラブルがあったら車で寝てしまえばいいのだ。
とりあえず、車で出かけることを最初に決定した。 レンタカーだ。 僕たちは大学3年生で、みんな18歳になった直後に免許を取得している。 そのため、全員が運転できるのだ。 …建前では。 実際のところ、僕はペーパードライバーなので、 まともな運転は無理だろう。 広くて周りになにもなくて、普通の人なら寝てしまうような場所だけ 代わって運転することにした。 たぶん、眠った運転手よりは、ペーパードライバーの僕の方が安全だろう。
車はTOYOTAのbBに決定した。 変なスペルだが、これで正しい。 かなり特殊なデザインの車で、 ターゲットは20代独身男性という、 極端に狭い購買層を狙って作られた車らしい。 その条件に見事に合致する僕には、 やはりこの車はすごくよく見える。 そんな購買層を狙って売れるものなのかな、とも思うが、 最近は独身の人が多いし、結構行けるのかも知れない。 今だからこそできる販売戦略なのだろう。
ちなみにこの車、ナビ付きを3日借りて25000円だ。 結構安い方になる。 実は、ランクとしてはかの有名なカローラより下だったりする。 話は逸れるが、僕は車を買うなら絶対カローラだと思っている。 父のカムリに乗って、それからバイトの関係で カローラに乗ったが、それほどの差は感じなかった。 実際は結構違うのだろうが、 少なくとも僕にとっては、ほとんど差はなかったのだ。
差が現れるのは、長距離を走行したときや、 社会的な地位を得たときだ。 父は、八戸というかなり遠隔の地に単身赴任しているので、 こちらに戻るときはどうしても長時間のドライブを強いられる。 そうなると、カローラでは心許ないと思って当然だ。 僕だって、カローラで八戸まで行きたくはない。 また、父は小さな支局ではあるが、 それでも一応支局長という立場にいる。 車はもっとも端的にその人のステータスを表すものなのだから、 支局長なら支局長なりの車に乗る必要があるらしい。 社会のことはよく分からないが、そういうものなのだろう。 そう言えば、大学教授の車は、なぜか知らないがベンツが多い。 それも同じような理由なのか、あるいは見栄っ張りなのか…。
高級車は、遥か以前から、 PCと同じような状況になりつつある。 すなわち、オーバースペックだ。 乗ってみれば分かるが、軽自動車でも、 一般道を走る分にはそれほど不自由は感じない。 ワゴンRあたりはかなりいい車だ。 足としての車が欲しいなら、税金も安い軽自動車を勧める。
軽自動車は、よく知られているように、 排気量660cc以下の車だ。 そして、車の馬力はおおよそ排気量に比例する。 また、詳しいことは分からないが、トルクもおおよそ比例すると言っていいようだ。 馬力と排気量には因果関係があるようだが、 トルクと排気量に因果関係があるかどうかは知らない。
そう考えると、上記のbBやカローラといった車でも、 十分よく走るということになる。 実際、2200ccのカムリくらいになると、 ほんのわずかアクセルを踏んだだけで飛ぶように走る。 どう考えても、これほどの高い能力は必要ないのだ。
PCと同じような状況と言ったのは、 PCもやはり、このような傾向が見られるからだ。 現在の最速のCPUは、僕の知る限り2.80GHzのPentium 4だ。 彼女はそれ以上のものが出ていたような気がすると言っていたが…。 IntelのWebサイトを見てみたところ、 やはり最速なのは2.80GHzのようだ。 彼女はオーバークロックしたものを覚えていたのか、 あるいは、非公式に発表された情報を知っていたのだろう。
ところが、普通にPCを使う分には、 800MHz程度でなんの不自由も感じない。 今、店頭に置かれているPCのメモリ搭載量は256MBだが、 この程度あれば、メモリも特に問題はないと言っていいだろう。 となると、2.80GHzというのは、単純計算で 必要最小限の3.5倍の演算速度ということになる。 実際はCPUの種類の違いなどがあるので、差はもう少し大きくなるらしい。 これほどの演算速度が果たして必要かと言えば、 普通の人にとっては否だ。 インターネットのみを使うのであれば、 400MHz程度のCPUでも普通に動作する。 …同時にメールを使おうと思うと、少々不満を感じるが。
車もPCも、共に様々な状況で使われる、 汎用性の高い機械だ。 それだけに、様々な使用状況が想定できる。 車であれば、急坂や悪天候、長時間の走行などだし、 PCであれば、複数のアプリケーションの実行や、 MP3のエンコードに代表される高負荷の処理だ。 …PCに負荷をかける処理などいくらでもあるが、 一般の人が使う処理となると、MP3のエンコード以外には思いつかない。
だが、考えてみると、 車をそんな環境で使うことなど、 父のように、地方都市にいたりすることがなければ考えにくい。 都市部の急坂など、たかが知れている。 東京の坂がきついだなんて思っていると、 山の坂道は崖のように見えることだろう。 15%なんて急坂がざらにあるらしい。
PCだって同じことだ。 僕はかなりPCをきつく使う方だと思うが、 それでも同時に使うアプリケーションなど、 多いときでブラウザとメーラ、メッセンジャー、辞書、 デジカメのユーティリティソフトウェア、Word、Excel程度だ。 それから、WindowsのExplorer程度か。 多くても、これ以上を使うことはほとんどない。 普段なら、ブラウザとメーラ、メッセンジャー程度だ。 これでCPU利用率を見ていると、 マウスを激しく動作させていてもせいぜい20%で、 普通に文字入力をしている程度ではほんの数%にしかならない。 …ただし、僕の使っているCPUはPentium 4の1.5GHzなのだが。
今、普段使っていないアプリケーションはないかな、と思ってみていて、 おもしろいものを見つけた。 普通にセットアップした人のPCには入っていないかも知れないが、 管理ツールの中にあるパーソナルWebマネージャというソフトだ。 IISというサービスの一環らしいが、 このIIS、前に重大なセキュリティ上の問題が見つかったことがあって、 それ以来、使っていない人が多いようだ。 だいたい、使い道がないし。
これ、実はPCをWebサーバにするソフトらしい。 試しにやってみたら、確かにブラウザでページが表示される。 僕は公開するWebページを設定していないので、 現れたのはIISの紹介ページなのだが。 http://(コンピュータ名)/ と入力すれば、それだけで現れる。 ただし、これはWindows 2000に付属のアプリケーションだから、 Windows 9x系や、Windows NTでは使えないと思う。
やってみたのだが、さすがMicrosoftの作るソフトだけあって、 Operaで見ると表示がぐちゃぐちゃに乱れる。 使うときは、Internet Explorerや、その互換ソフトを用いるのがいいだろう。
その用途だが、 個人の Web サーバをセットアップする。 部署内で情報を共有する。 データベースにアクセスする。 企業イントラネットを作成する。 となっている。 要するに、個人で使う場合はWebサーバにするしか このソフトの使い道はないということだ。 まあ、それだけでも十分便利だと思うが。 ちなみに、このソフトがASP、Application Service Providerの正体らしい。 違うかも知れないし詳しいことは分からないが、 ファイル名の最後がaspで終わっているページは、 このソフトを使って処理されている可能性が高い。 案外簡単そうに見えるが…。 ちなみに、ヘルプの端書きを見ると、こうある。 「インターネット インフォメーション サービス 5.0 (IIS) は、イントラネットで簡単に情報を公開するための Windows 2000 の Web サービスです。」 この時点で、すでに個人用のソフトとは思えない。 だが、遊ぶとおもしろそうだ。
どこからどう見てもサーバ用途のソフトだが、 僕が使っているのはWindows 2000 Personal、 つまり、普通のWin2000だ。 標準ではインストールされないが、 Windows 2000 Serverでなくても使える。 方法は簡単だ。Windowsのソフトなので、 コントロールパネルのアプリケーションの追加と削除を使えばいい。 …Windows 2000のアプリケーションの追加と削除は、 少々見づらいが。
今日の帰り際、進路指導の担当になっている教官と、 教職の担当の教官に会った。 そのとき、おもしろい話を聞かされた。 教職課程の最後には、総合演習というのがある。 なにをやるかは、大学の裁量に任されているようだ。 詳しい話は聞かなかったのだが、 この総合演習、僕の課程から参加するのは、 どうも僕一人になるようだ。 残りの54人は何をしているのだろう…。 ああ、そうだ。編入生が数人いたんだった。 確か、今は全部で58人だ。 まあ、編入生が教職を取るのは極めて難しいので、 実際に教職を取れる候補者は55人と思って間違いないが。 ちなみに、難しいのはカリキュラムの関係からだ。 1、2年生の教職科目をどんどん取っていかないと、 3年になってから追いつくのは難しいのだ。
話は外れるが、 僕の課程には、2年生の時に2人、 3年生の時に1人、編入生がいた。 3年生の時に入ってきた編入生が彼女だ。 彼女は高専から入ってきたということでよく分かるのだが、 2年生の時に入ってきた人たちは、 いったいどこから来たのだろう? 留年しても、下位の学年に編入されることはないはずだし。
ちなみに、僕の教職は今、 非常に難しい状況になっている。 取り損ねた単位が相当あり、 4年で3年の分をほとんど全部取っていかないと 追いつかないくらい、3年になって教職の単位を取っていない。 必修の再履修と当たったのだ。 また、セメスター制の大学には珍しく、 工業科指導法という通年の単位がある。 これも、上記の知識情報処理のため、捨ててしまった。 …考えてみれば、3年の教職の単位はこれしかない。 ずいぶんたくさん捨てたような気になっていたが、 実は2つしか捨てていなかった。 さりげなく1年の頃に取り損ねた教育心理学の単位は取ったし。
さて、先輩とRagnarokの話で盛り上がってしまった。 明日は1限から5限までぎっしりなので、 あさってだな…。
2002/10/03 23:45
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