2002/9/22 15:50 昨日の日記を書いてから今まで、ずっと寝ていた。 だから、ネタなんてなにもない。
どこかに探しに行こうか…。 一見は百聞にしかずと言うが、 僕には、聞いただけの知識が多すぎる。 実際に自分の目で見て、身体を動かして得た知識が少ないのだ。
9月22日か。 なにも考えずに過ごしていると、時間はどんどん流れていく。 9月20日に閉店する店があるから確認しようと思っていたのに、 試験で手一杯になって、そんなことはすっかり忘れていた。 まあ、お金がないのだから、どんなに安くても買うわけにはいかないが。 最近、派遣の給料もかなりやすくなってきている。 時給にして、200円も下がっているのだ。 もともと1300円だったのが1100円になっている。 8時間働いたら1600円も差が出てしまうのだ。
昨日、道を迷って感じたこと。 …世界は広い。 日本、それもこの神奈川県だけでも、 僕の知らないところがまだまだいっぱいある。 道沿いの一次元だけで考えるから、ひどく狭く感じてしまうのだ。 道をちょっと外れただけで、その場所も道路標識も、 知らない地名ばかりになってしまう。 綱島街道ってなんだ!?丸子橋ってどんな橋だ!? という具合だ。 …綱島街道沿いや、丸子橋付近に住んでいる方には申し訳ないが。 少なくとも、大抵の地名は登録されているATOKで変換できないということは、 丸子橋の方は、それほどメジャーな場所ではないということだと思うのだが…。
だいたい、足柄峠を越えたときにも、 南足柄市ってどこ?と思ったものだ。 神奈川県にそんな場所があることすら知らなかった。 まあ、インドア派の人間なんてこんなものだ。 それ以前に、足柄峠なんて聞いたこともなかったのだが。
足柄峠は、南足柄市矢倉沢と静岡県小山町の県境に位置する標高759メートルの峠なのだそうだ。 道理で、ペットボトルがへこんだままだったわけだ。 > 当時の旅人たちは、箱根越えの難路をさけて、箱根北端を通る足柄道が > 開かれてからは遠回りであっても、標高が低く直線コースであることから > 足柄道を多く利用していた。 調べると、こんな記述がある。 僕たちは国道1号線を利用しようとしていたので、 つまりは、東海道を利用しようとしていたことになる。 しかし、この記述を見ると、「遠回りであっても」とある。 どうやら、相当変なところへ行ってしまっていたようだ。 ちなみに、当たり前だが、 東海道が国道1号線になった今、箱根越えなんて難路でもなんでもない。
それにしても、秋田と青森の山奥や、丹沢の山でも思ったのだが、 こんな山の中まで、良く整備されているものだ。 いったい、誰がこんなところの工事をしたのだろう? 人間の力というのは恐ろしいものだと思った。 同時に、山の中にすらこれだけ浸食しているのなら、 自然環境をそれだけ破壊しているというのもまた、納得できることだ。 その道をつかって利を得ているのだから、批判できる筋合いではないのだが。
ここで、少し自動車に関する考察を。 …正真正銘、書くことがないだけなのだが。
自動車には、Automatic Transmission車と、Manual Transmission車がある。 最近では免許種別にもAT限定というのが登場した。 昔は、AT車は出力が劣る代わりに運転が簡単という特徴があるとされていた。 しかし、最近の技術発展はその弱点を、かなり解消することに成功した。 今のAT車は、効率は低下させずに、弱点だけを解消しているのだ。
ということで、世の中の車はAT車が主流になりつつある。 MT車に好んで乗るのは、車そのものが好きだという人だけになりつつある。 もちろん、そういう人はこの世の中、決して珍しくないのだが。
しかし、昨日友人の車に乗っていてしみじみ思ったのだが、 AT車の最大の欠点は、やはり恐い。 それは、エンジンブレーキが使えないことだ。
エンジンブレーキとは、ギアに設定された回転数よりも 車が速く走っていたとき、エンジンが過回転を起こすために エンジンによって回転が抑制される現象だ。 ギアを使う方法以外に、アクセルを使う方法もあるらしい。 教習所ではあまり言われないが、 車を運転する方は経験的に知っていることと思う。 踏んでいたアクセルを離すと減速する現象だ。 アクセルブレーキと言うそうだ。 だがこの言葉、どうもインターネットで検索してみたところ、 あまり一般的ではないようだ。
それはともかくとして、MT車ではこのようなエンジンブレーキを使用することができる。 ところが、AT車では、ドライブに設定している限り、 このエンジンブレーキがほとんど使えない。 これは教習所でも習うが、 ATというのは、ギア比を連続的に設定する装置であり、そのギア比の上限はない。 少なくともその変域は、通常自動車を使用する範囲、 時速−20キロメートルから時速100キロメートルよりも大きい。 時速50キロメートルでバックする人や、時速200キロメートル以上で 車を走らせる人がいるが、 そのような人たちは、道路交通法か何かに違反しているので、この場合は考えないことにする。 時速50キロメートルでバックしても、法律には違反しないのだろうか…。
で、エンジンブレーキが使えないとどうなるかということだが、 下り坂で際限なく加速し続ける。 例えば、5%の坂だと、正弦の値は1/20だ。 車の場合は、とても抵抗は無視できないが、とりあえずは考えないことにする。
この場合、車には重力加速度の1/20の加速度が加わる。 最近の車は極めて効率よくできているので、 車を加速させるのならこの程度で十分だ。
実際、ブレーキを踏んでいなかった友人の車は、 アクセルを踏んでいないにも関わらず、下り坂で際限なく加速した。 ここで、問題が生じる。 もうひとつのブレーキ、と言うより、主のブレーキであるドラムブレーキなのだが、 このブレーキは、長時間使用し続けると油圧機構の中に気泡を生じ、 性能が低下するという特徴を持つのだ。 このため、ずっと踏み続けると利かなくなる。 それほど頻繁に起きる現象ではないのだが、 自動車のブレーキが利かなくなるというのは、かなり問題となる現象だ。 乗員の命に関わる。 十分に危惧する必要がある。
ここで、AT車にはLowギアやSecondギアが用意されている。 Thirdというギアが用意されている場合もあるが、それほど多いわけではない。 このSecondというギアは、その性能はおおよそMT車のSecondギアと同程度だ。 たぶん、内部機構には大きな違いがあるのだろうが、 関数と見てその入力と出力の相関を見る限り、大差ないと言っていい。
このSecondギアを使えば、 MT車と同様の、かなり強いエンジンブレーキを使うことができる。 しかし、この「かなり強い」というのがまた問題になる。 おとなしく走っていれば何の問題もないのだが、 一般道を時速80キロで走るような運転者には、このエンジンブレーキは強すぎるのだ。 下り坂を下るなら、ギアをSecondに入れて、少しアクセルを踏んでやればそれでいいと思うのだが…。 でなければ、ドライブとSecondに交互に入れて、 適当に速度を調節してやればいいのだ。
ちなみに、エンジンブレーキを使うと、アクセルを踏んだときと同様、燃料を使うらしい。 考えてみればこれは当然のことで、 車の速度に対してマイナスの加速度を与えているのだから、 当然、そのエネルギー源が必要だ。 自動車のエネルギー源は、ハイブリッド車を除けば燃料しかない。
これ以外に、高速で走行していると、 タイヤ表面に波動を生じるという現象や、 時速90キロメートル以上で走行すると、 水の表面張力でタイヤが浮き上がるという現象があるらしい。 ブレーキの現象も含め3つとも、名称は忘れた。 タイヤが波打てばバーストの危険があり、タイヤが浮き上がればハンドル操作が利かなくなる。 タイヤがバーストしたら自動車はまともに走行できないし、 ハンドル操作を受け付けなくても、もはやそれは自動車としての要件を満たしているとは言えない。 いずれも、生命の危険に直結する危険な現象だ。
間違っていることも多いと思う。 あまり信用しないでほしい…。
さて、気づけばもう17時だ。 やっぱりこの日記、時間の無駄なんだろうか…。 とりあえず、なんでもいいから食事をしなければ。
2002/9/22 16:58
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