Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年09月21日(土) 富士山への旅

2002/9/21 0:38
富士山へ、行ってきた。
命、かけてきた。
僕の知る限り、富士山の五合目というのは観光地のような場所で、
決して命を懸けるほどの場所ではないのだが。

その原因は、車を運転していた友人が下手だったことによる。
ちょっとカーブでスピードを出しすぎてスピンターンしそうになったとか、
ウインカーを出さずに曲がることが10回ちょっとあったとか、
まあ、その程度のことだ。
命を懸けたと言うのは大げさだが、
あの横浜新道の出口で彼がハンドルを切ったとき、
運が悪ければ僕は、瀕死の重傷を負っていたことだろう。
助手席の友人は死んだかも知れないが、
僕は後部座席に座っていたので、死ぬことはなかっただろう。

まず朝、7時に起きようとしたが起きられなかった。
試験があって、毎日睡眠不足だったのだ。
試験が終わって気がゆるんでいるのに、そんなに早く起きられるはずもない。

しかし、友人たちの方がさらに遅れた。
国道246号線が異常に混んでいたのだ。
なにがあったのかはよく分からないが、いつも混むものなのかも知れない。
そして、ひたすら246号線をたどって、富士山へ向かった。
頭を使わずに富士山に行きたいなら覚えておくといい。
時間はかかるが、246号線を南に向かうだけで富士山までたどり着く。
近くまで来たら、必要な道で曲がればいいだけだ。
その程度のことは、道路標識さえ読めれば問題ない。

それから、富士山の五合目までは結構遠かった。
下りるときよりずっと時間がかかったので、
もしかしたら遠回りをしてしまったのかも知れない。

上ったら、いろいろと面白い現象が起きていた。
ペットボトルやお菓子の袋は、ぱんぱんに膨れあがっていた。
酸素もかなり少ないようで、
ちょっと階段を駆け上がっただけですごく疲れた。

富士山には、五つの登り口があるらしい。
僕たちはなにも考えずに行ったのだが、いったい、どのような場所なのだろう。
富士宮という名前だったが。

ああ、眠い…。
恐怖の運転で、とても眠れる状況じゃなかったからな…。

その富士山の五合目では、
土産屋を見て回ったり、ちょっと上を見てみたり、
写真を撮ってみたり、お菓子を食べてみたり、あれこれと遊んでいた。
一時間あまりだろうか。

驚いたのは、その価格。
正真正銘、筋金入りのボッタクリだ。
先輩に頼めば100円くらいの木片から作ってくれそうなアクセサリが500円とか。
どう見てもただの棒にしか見えない杖が1000円とか、
その価格設定はまさに驚愕だった。
ジュースも高かった。
いろいろな観光地を見るが、一本200円のジュースを見たのは初めてだった。
150円のジュースもあったが、
今まで見たこともないほど小さな缶だった。
おそらく、内容量は120ミリリットル程度だろう。

ああ、本当に眠くて眠くて仕方がない。
結構いろいろあったのだが、
適当にはしょることにする。
…はしょるって、標準語なのかな?
ああ、端折るってことか。

帰りは、適当に御殿場から下りた。
詳しいことは知らない。
書いてあったことをそのまま書いているだけで、
御殿場がどのような場所なのかもよく知らない。

それから、適当に走っていたら、
いつの間にか山の中に入っていってしまった。
気づいたら、足柄峠に挑戦していたのだ。
結局、迷うことなく突破することができた。

しかし、そのあとが大変だった。
国道一号線に乗って横浜に行ったところまでは順調だった。
しかし、そこで国道16号線に乗り損ね、川崎の方まで行ってしまった。
仕方がないのでコンビニで地図を立ち読みし、
なんとか来た道である246号線に乗ることができた。
ここでいろいろあったのだが、面倒なので省く。
ちなみに、この日にお金をほとんど使ってしまって、
今、僕の財布には37円しか入っていない。

…弟が、子どもが産まれたらボブと名付けるのだと言って笑っている。
誰だ?電話の相手は…。
「保部」にするらしい。
悪いことは言わない、それはやめておけ、と思うが、
電話の邪魔はしないことにする。
子どもが産まれたらどんな名前にするか。
考えたこともなかったが、いじめられたりしないよう
無難な名前にすると思う。
まあ、結婚して相手と相談してみないことにはなにも分からないが。

僕を下ろしたあと、友人たちは家にたどり着くことができたのだろうか。
駅の近くを歩いていたとき、大きな音を立てて走る
変なバイクがいたが、彼らはどうしたのだろう。
むやみに大きな音を立てているのは威圧するのが目的なのだと思うが、
いったい誰を、なんのために威圧しているのかまったく分からない。
正直言って、頭が悪いとしか思えない。

携帯哀歌、僕の18番が鳴っている。
機会があったら聴かせることにしよう。
非常に哀しい歌だ。
普通、哀しければ同情されて最低限の救いになるものだが、
この歌は哀しすぎて、同情の余地すらない。
悲しみ、憎しみ、裏切り、虚しさ、怒り…。
あらゆる感情を強く歌っているのだ。

試験は終わった。
明日からの休み、なにをしようか…。

2002/9/22 2:05


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