Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年07月23日(火) 異常な編集時間

2002/7/23 10:54
ずっと前から、薄々気づいていたことがある。
さっきはここからずいぶん引っ張ったが、
ブラウザが不正終了してしまったのでさっさと書いてしまうことにする。

それは、この日記の編集時間、
ちょっと異常じゃないか?ってコト。
短い日でも1時間、長い日では3時間。
これだけの時間を、ずっと日記に費やしてきたのか、ってコトだ。

もちろん、事情はいろいろある。
だいたい、3時間もかかっている日は、
ずっと日記を書き続けていたなんてコトはほとんどない。
だいたいメッセンジャーで話しかけられたとか、
気が散って何か別のことをしていたとか、そんなようなときだ。

だいたい、僕の行動パターンは決まっている。
まず、起動時にここを見に行く。
更新履歴を見て、特に変化がないようであれば日記と掲示板だけ確認する。

そのあと、ぱどタウンハピタンを見に行く。
ああ、そうだ、その前に、
メーラを起動するのが先だ。
メーラを起動すればメッセンジャーにもサインインできる。

それから日記に取りかかる。
ずっと日記に集中していることはあまりない。
メールを書きながらとか、メッセンジャーをやりながらとかが普通だ。

このようにして、日記の編集時間は異様に延びる。
さて…。あとは夜に書くことにするか。
今日は家庭教師の仕事がある日だ。
久しぶりだな…。

2002/7/23 14:38
で、夜に書こうと思ったのだが、
大学に来たのでついでだから書いてしまうことにする。
今日は教育用計算機室にいるが、
クーラーの冷気が直接あたらない席を選んだので寒くない。
と言うか、暑い。
外の熱気が体に染み付いてしまったようだ。

ついさっき、彼女と同じようなかばんを持って
同じような髪型の人を見かけた。
最近は視力がずいぶん低下しているので顔がよく見えなかったのだが、
服装がぜんぜん違った。
でも、もしかしたら彼女だったんだろうか?
背も彼女より少し高かった気もするが…。
ドラマの主人公も似たようなかばんを持っていたが、
あのかばんははやってるのだろうか?

今日のテーマは、あきらめることは逃げることかって事と、
相手を思って行動を控えることはただの言い訳かって事。
おまけとして、統計と占星術について…。
うーん…。なんか一日のかなりの部分を、日記を書いてすごしてるな…。
こんなもんに人生かけてどうする?
内容については夜に更新の予定。

2002/7/23 14:47

2002/7/24 1:36
本日のテーマは以下の通り。
上とも重複するけどね。

1.あきらめるのは逃げか?
迷惑だと考えるのはいいわけか?
2.電車の広告
統計と占星術が一緒に書かれていた
統計の認識ってその程度?
3.夕刊の感情的表現
4.自分より優れた者には積極的に教えを請うべきだ

1と2が昼間、3が夕方、4が夜と、
思いついた時間がそれぞれ違う。
…ということが、PHSからのメールの受信時間で分かる。

1は、例のごとく彼女のこと。
まだ忘れられんのかい、おのれは…。という感じだが、
残念ながら、そんな簡単には頭から離れない。
頭から離れない以上は書くというのが、この日記の趣旨だ。
とにかく思ったことはなんでも記していかなければ、
本音を記す日記にはならない。

彼女のこと、あきらめてしまうのは、逃げてしまっているということなんだろうか。
これ以上は彼女に対して迷惑だと考えるのは、ただの言い訳なのだろうか?
他のことならともかく、僕は、この件に関しては絶対に逃げたくない。
これが逃避だとするなら、僕はそんな選択をするわけにはいかない。

僕にはまだできることがあるはずだ。
と言うよりも、まだほとんど何もしていないに等しい。
この程度で逃げてしまっていいのか?
…が、逃げずに立ち向かうとして、その相手はあくまでも彼女だ。
それに巻き込まれる彼女は迷惑ではないだろうか。そんなことを考えるのは言い訳なのか?
自分一人ではどうにも結論が出ない…。

2からは、これまでの話とまったく関係ない。
まあ、上に書いてあることで言いたいことはすべて言いきっている気がするが、
確か、結婚できるかどうかとか、そんなような話を分析しようとしている雑誌があって、
その広告を見たのだ。
そこに、「この謎を統計と占星術で解き明かす!」などと記されていたのだ。
つまり、少なくともこの筆者にとって、統計は占星術と同程度の信頼性しかなく、
逆に占星術は統計ほどに信頼されているのだ。
古代の文献程度しか信頼性のない占星術と、数学的裏付けが存在する統計学。
一般社会から見れば、その信頼度は似たようなものということか。
これだけ科学教育が普及しているのに、
社会の科学に対する認識はなんといい加減なものか…。
物事を批判的にとらえ、なぜその結果が導けるのかを説明できなければ
それは説明したことにならないということを冷静に考えれば、
統計と占星術を同列に考えることなどできないはずだが。
それとも、占星術にも予測を行う根拠が存在するのだろうか?
…僕にはそうは思えないが。
世の中一般の事象と星の運行に相関、もしくは因果関係があるとは考えにくい。

ただし、僕は占星術を信じる。
普通、占星術は悪いことを言わないからだ。
たいしていいことがないか、いいことがあるかどちらかを示す。
僕は射手座に属するが、射手座にいいことがあると言われれば、
少しいい気分になれるのだ。
根拠などなくて構わない。
気分が良くなればそれでいいのだ。

3は、前から気になっていたことだ。
僕は朝日新聞をよく読むのだが、
この新聞、朝刊は極めて冷静な表現で評価の高いコラムを載せている。
入試などにもよく出題されるとして有名な「天声人語」だ。
筆者が変わっても、その幅広い視野や鋭い視点は失われていない。
一方で、夕刊のコラムは実にひどいものだ。
毎日がそうというわけではないが、とにかく感情的表現が目立つ。
昨日か今日は国会議員の収入について述べていたが、
まるで収入の少ないことが良いことであるかのような表現をしていたのだ。
国会議員は国家のために働いており、
それ相応の収入を得ることは決して悪いことではない。
確かに庶民の感覚を忘れてもらっては困るが、
国会議員自身が庶民並の生活をする必要はない。
彼らはあくまでも国民に選ばれた人間で、大きな義務と責任を負っているからだ。
義務と責任を果たしさえすれば、それ相応の収入を得ることは当然だ。
問題なのは彼らが義務と責任を果たしていないことであって、
多くの収入を得ていることではない。
いくら金持ちがねたましいからって、天下の公器である新聞に低俗な週刊誌のような記事を載せないで欲しいものだ。

注意して読んでみると、
「素粒子」というコラムだけでなく「窓」というコラムも同様であることが分かる。
こちらにも腹に据えかねるほどひどい記事が載っていた。
確か、つり革の握り方がけしからんとかそんな記事だったが…。
そんな内容の記事をわざわざ多くの読者に届けること自体、どうかと思うが。
世の中には人々のため、世界のため、環境のため、
様々な目的で情報発信を求めている人が多くいる。
彼らの要望をくみ取り、必要なものを選び出し、読者に届けるのがジャーナリストの役目ではないのだろうか。
記者クラブに張り付き、自分の個人的な感想文を載せるばかりが仕事ではあるまい。
それでは、この僕の日記と同じだ。

4は、自分より優れた者には積極的に教えを請うべきだということだが、
これは、当たり前のことに感じるかも知れない。
しかし、これを相手を問わず実践できている人がどのくらいいるのかと考えると
僕はかなり少ないのではないかと思う。

ということで、僕は生徒に教えを請うた。
もちろん、話は彼女のことだ。
彼の意見は極めて明快だ。
今の、現状がスタートだと、彼は断言した。

とにかく、コミュニケーションが成立していないと話は進まないが、
成立したら、とにかく手段を選ぶべきではないというのが彼の意見だ。
彼は経験を交えて具体的な手法を示してくれたが、
その手法は驚くほど詐欺の手段に酷似していた。

まず、Foot in the door technicと呼ばれる手法。
人は、1つ小さな要請に応じれば、大きな要請にも応じやすくなることを利用する。
この手法で彼が示してくれたのは、後にまとめて紹介する。
いわば応用だからだ。
ここまでうまく行くのかどうかは知らないが、
まず、1000円貸してくれと頼む。
もし1000円を借りられた場合、次に5000円貸してくれといわれると
また貸してしまうということだ。
実際に起こりうるかどうかは別として、このような心理を利用する方法なのだ。

次が、Door in the face technicだ。
鼻先でドアをバタンと閉める、という、
何の意味なのかよく分からない名称がついているが、
基本的には譲歩に関する心理だ。
まず、30万貸してくれと頼む。
それが断られると、今度は10万貸してくれ、と頼むのだ。
相手には30万を断った負い目が生じるため、
いきなり10万貸してくれと言うよりも効果的だ、というのが、
このテクニックの概要だ。
この手法は、「お返しの原理」と呼ばれるものを利用しているらしい。
何かをされたら返さないといけない、と思う心理だ。

その次に紹介されているのはなぜか日本語になっていて、
「類似性の強調」と呼ばれる手法だ。
私とあなたは似ている。だから信用できるよ。
という、根拠にも何にもなっていないことを使って相手を説得してしまう手法だ。
私パソコン好き。あなたもパソコン好き。
私とあなた友達。
思い切り平たく言えば、こういうことだ。

もちろん、手法はこれだけじゃない。
こんなことを利用してどうするのかということだが、
例えば、電話番号の交換。
常識を知った上で、あえて常識外のことをする。
まず、自分から電話番号を教えるのはさすがに基本だ。
ここを外してもいいが、そうするとそのあとが困るだろう。
ここで、作戦を練る。
自分の電話番号とメールアドレスだけ渡した状態で
相手の情報を得ないままその場を立ち去るのだ。
こうすると、相手は必然的に自分に連絡を取らざるを得なくなる。
よほどひねくれた相手だったりすると、そのまま無視してしまうかも知れないが。
無視されれば次に会う口実になる。

相手が連絡を取ってくるとき、
電話にしろメールアドレスにしろ、一度その場を立ち去ってしまうと、
電話で何も話さなければ誰の電話か分からないし、
メールも空白では何がなんだか分からない。
そのため、どちらにしてもメッセージを考えざるを得ない。
ということは、相手が自分のことを思って何かを考えるわけだ。
これが狙いだ。
自分のことを思ってメッセージを考える。
小さな要請の達成だ。これで、より大きなことも言いやすくなる。
もし何もしてこなかったとする。
すると、相手は何もしなかったわけだから、負い目を持つ。
そうすれば、より小さなことであれば応対してくれる可能性が高まる。

参考までに、一般に携帯電話でどのように番号を交換するのかについて示す。
このご時世に知らない人がそういるとは思えないが。
機種によっては赤外線で送る、などということができるようだが、
普通は、画面に表示させるなり口頭で言うなりして、
どちらかが自分の電話番号を相手に教える。
相手は、その場ですぐに教わった番号にかけ、すぐに切る。
これで、相手の送信履歴と自分の受信履歴に、双方の電話番号が残るわけだ。
メールの場合も基本的には同様だ。
この場合、相手は目の前にいるわけだから、
電話は鳴らすだけでいいし、メールも内容は空白でも問題ない。
どうせ目の前に相手がいるわけだから、もし気になるなら「内容は空でいいよね?」と確認すればいいだけだ。

このような常識をうち破ったところにアイデアがある。
さらに重要なのは、メールというのは、基本的に好意のある相手にしか送らないということだ。
返事は嫌々することもあるが、
自分から最初にメールを送るというのは、十中八九好意のある相手に対してだ。
だからこの場合、うまく行けばメールを送らせることで自分に対して好意を持たせることができる。
メールをもらった上に好意も得られるのだ。
政治家の献金も似たようなものらしい。
もちろん、好意を持たなかったとしてもそれほどリスクはないだろう。

このように、ちょっと常識を変えてやれば、
事態は自分の都合のいいように変わる。
だから、彼は僕に、今がスタートだと主張するのだ。
僕の意志を、彼女ははねつけた。
ここで例えば、譲歩を迫ることも考えられる。
要求を飲めば、それを徐々に釣り上げることもできる。
常識と非常識の狭間をうまく見極めれば、
人間関係はこれだけ変わるのだ。

僕は、それを卑怯だと思っていた。
しかし、それは違う。
あくまでも技術だ。
悪用すれば卑怯なんだろうが、そんなことはどんなテクニックでも同じだ。
彼は僕と比較して学力はないが、
人間関係、特に恋愛関係に関して、僕とは比べものにならない知識と考察、それにアイデアを持っている。
もちろん、それは独特だ。
自分の性格を考慮し、必要な情報を選び取って考察している。
その独創的なアイデアと考察は実に巧みだ。
これだけの人間が思考を要求しない中等教育の中に埋もれて消えていくのだから、もったいない限りだ。
もっとも、彼は分野を変えてしまったら、その力を発揮できない可能性があるが。

ここで彼女の話に戻るのだが、
彼女は批評するという考えをあまり持っていない。
僕はブルーバックスをよく読むのだが、
彼女は、こういう本は考えを押しつけるから嫌いだと言っていた。
考えは押しつけられているのではなく、著者の主張として提示されているだけだ。
それをそのまま受け入れるのではなく、批判的に構築し直す必要があるのだが、
彼女はそういうことを好まないようなのだ。
科学を考える上で、このような発想が好ましくないことくらい分かっているはずだ。
これはつまり、彼女の性格特性と考えることができる。
それだけ、拒絶するのがとにかく嫌いなのだ。
平たく言えば、物事を断れないってコトだ。
実際、僕は彼女にはっきり何かを断られたことがない。
だから僕は、強引に行けば彼女は断り切れないんじゃないかと考え、
それは卑怯じゃないかと考えたのだ。

眠い。
…寝よう。細かいことは後で考えよう。
おまけだが、彼女のように見えた人は、
結局彼女ではなかった。
そのときにその人の方を見たのだが、かなりものすごい目で見ていたらしく、
相手は僕をかなり怪訝そうな目で見ていた。
僕はいつも、そんな目で彼女を見ていたのか…?

2002/7/24 3:26


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