2002/7/7 22:52 今日の9時からのドラマを見ていて、 あのヒロインと彼女がなんだか似ていると思った。 …服装だけ。 性格は結構違うし、風貌は完全に別人だし、 なにより彼女には、僕から見て弱みと思えるものがない。 少なくとも、僕にそんなものを見せないだけの強さがある。 池脇千鶴は青っぽい服を着ていたが、 あの程度の淡さで赤や緑も合わせたらもっと彼女に近づく。 ただ、服よりも、あの鞄を担ぐ姿がそっくりだ。 たいして大きな鞄じゃないのに、 彼女が持つととんでもなく大きく、重く見える。 まあ、ドラマの方はともかく、彼女の鞄は実際、結構重いのだが。
あの滝沢なんとかって人は、 前にいじめられっ子をやっているときは自分に少し雰囲気が似ていると思った。 彼はナイフを振り回していたが、 僕もはさみを振り回していたものである。 懐かしい思い出だ。 いったいどんな理由だったのかなんて覚えてはいないが。 今回はちっとも似ていない。 どっちにしろ、顔はまったく似ていない。…当たり前だが。 ただ、憧れることは確かだ。 他のことで心が揺さぶられていても、目的のために 親友の婚約者を奪おうとする姿勢には見習うべきものがある。 新聞には「勝ち組」になるため、と書いてあった。 安直だが的確な表現だ。
この世の中、すべての人間が得をするようにはできていない。 いや、もしできるとしてもそれを阻む人間が必ずいる。 ならば、目的のために手段を選ぶべきではない。 物事の必要性をなるべく正確に捉えて、 必要性が低いことがらは捨てていかなければならない。
先週は2日も彼女に会えないと思うと 少し寂しいと思ったが、今週は頭には浮かぶものの、 これと言った感情は伴わなかった。 やはり、こんなものはすぐに忘れ去るものらしい。 つきあい始めて2週間程度で別れる高校生が、 実はもっとも正しい行動をしているのかも知れない。
きれい事をいくら並べたって、人間は所詮エゴの固まりなのだ。 であれば、それを正しく認識し、 それから、前に進まねばなるまい。 どんなことも結局自己満足のためだと言うことを知れば、 堂々と意見を述べることが恥ずかしくなるはずだ。 また、それが難しいと感じるはずだ。 他人のことなんかどうでもいい、と思えれば、 そんなことを考える必要はないが。 でも、他人の感情なんかどうでもいい、とにかく評価だけを考える、 というのが1番大切かも知れない。 最近は、感情と評価が結びつかないいい傾向が現れてきている気がする。 これが事実ならば、きっと世の中はより効率的、能率的な手段が 多く採用されることになるだろう。 …それが全体の最適化につながるかどうかは知らないが。
2002/7/7 23:09
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