夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2007年08月15日(水) 2007年の敗戦記念日

 14日、夜勤の仕事を終えた後、自宅に戻り、洗濯や部屋の片付けをする。少しせわしなかったが、夕方実家の山梨に向けて出発。中央線を乗り継いで甲府へ。
 わが故郷は1年ちょっと前までは甲府市の隣町・「中道町」であったが、市町村合併で甲府市に吸収されてしまった。未だに自分の実家が甲府市だとの認識が薄いのだが。
 年に2回の帰郷の度に、ご近所の方が一人また一人と亡くなられており、さみしい思いが湧いてくる。いつものことながら、両親が年老いているのも実感できる。そしてまた、自分自身の「親不孝」を思わずにいられない。かつては踏み越えていくべき存在であった両親も既に年老いた。私が若い時分には、私の生き方に反対し道をふさぐ存在でもあったのだが、結局は反対しつつも認めてくれた(いや、今でも不満はあるに違いないのだが)。兄が障害を持っていたこともあり、私への期待は大きかったのだが、私は親の敷いたレールの上を歩きたくはなかったのだ。今にして思えば、「これでよかったのだろうか」という思いもないではない。でも、自分で選び取った道なのだから、これから出てくるであろう困難な問題にも自らの責任において対処していかなければならないのだろう。
 とは言うものの、仕事のことではついつい愚痴もこぼれてしまう。この国において年々「福祉切り捨て」の方向は強まり、それは「現場」にも大きな負担を強いる形となっている。「福祉」という仕事を選択したのは間違いではなかったのか、という思いさえ浮かんできてしまう。
 62年目の終戦記念日、いや敗戦記念日と本来は言うべきなのだ。「美しい国・日本」と恥ずかしげもなく口にするこの国の首相は、今日のあまりに醜い日本の象徴ではないか。
 格差社会を是認する現政権といい、「勝ち組」「負け組」などという品のない言葉が飛び交う世の中といい、なんてイヤな時代の空気だろう。でも、どんな時代であろうと生き抜いていかなくてはならない。私は両親や兄よりも早く死ぬわけにはいかない、そんな思いを日々強くしている。


 < 過去  INDEX  未来 >


夏撃波 [MAIL]