| 2006年04月07日(金) |
ノー・ディレクション・ホーム |
今日、仕事を早めに切り上げて、今池の映画館「シネマテーク」に急行した。目当ての作品は、マーティン・スコセッシ監督がボブ・ディランの貴重なライブ映像・インタビュー映像を交えて構成した映画『ボブ・ディラン「ノー・ディレクション・ホーム」』。上映時間は3時間30分にも及んだが、全く退屈しなかったどころか、非常に面白かった。ディランのファンならば泣いて喜びそうな映像の連続だからね。 ディランはマスコミ嫌いなどと言われ、ファンに対しても決して愛想良く振舞ったりしない。でも、映像に出てくる記者会見シーンなどを見ると、ディランに同情したくなる。だって本当にくだらない質問のオンパレードだからね。 時代的な背景もあるのだろうが、ディランは最初「メッセージソング」の代名詞的存在として、人々の前に登場した。ディランがアコースティックギターからエレキギターに持ち替えた時、コンサート会場はブーイングの嵐。でも、ディランは音楽をやりたかっただけなんだよね。ディランに言わせりゃ、「僕の歌は、すべてメッセージソング」だ。音楽を愛する人にはその意味が十分にわかるはずだ。結局、今日に至るまで活躍し続けているディランの実力は突き抜けている。 ディランは、ローリング・ストーンズとは違った意味で、多くの名曲を生み出していると思う。何年か前に海外のコンサート会場で(詳しくは知らないが)ディランとストーンズが一緒に「ライク・ア・ローリング・ストーン」を歌ったことがあったそうだ。「その場に立ち会えた人がうらやましいよな〜」と、ディランと誕生日を同じくする男は思うのだった。
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