今日は、大須「七ツ寺共同スタジオ」に、<燐光群アトリエの会>公演「ときはなたれて」を観に行ってきた。燐光群は好きな劇団のひとつだが、今回もまた、台本、演出、役者の力量など、どれをとっても高い水準を保っており、安心して観ていられた。 今回は、アメリカ全土でも深い感動を呼んだ話題作(原作は、ジェシカ・ブランク&エリック・ジェンセン)を翻訳しての上演であった。原作は、かつて冤罪によって死刑囚として刑務所に収容された経験を持つ40人と、その家族へのインタビューをもとに、幾度かのリーディングを経て練り上げられた、とのこと。演出は、燐光群主宰の坂手洋二。 ステージでは、いくつかの話が同時進行的に演じられ、いかにして冤罪が作り上げられてしまうか、そのメカニズムが丹念に描き出されていた。とてもスリリングな展開で、観客を物語のなかにグッと引き寄せていた。すぐれたドキュメンタリー作品に仕上がっていたと思う。 見応えのある舞台に出会うと、私のなかの芝居心が強く刺激され、心の奥が疼き出すのであった。
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