夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2004年06月19日(土) 旅から旅

 この1週間、瞬く間に過ぎ去った感じやね。
 宿直あり、職場の旅行あり(下呂温泉)、合間に「詩の夕べ」もあって寺山修司の詩「ロング・グッドバイ」を朗読したりもして・・・。結構身体は疲れているはずなのに、その疲れを引きずりながら俺は再び東京にやってきた。

 で、昼下がり、三軒茶屋「シアタートラム」にて「水と油」パフォーマンス公演(「スケジュール」)を観た。マイムを多く取り入れたパフォーマンスは国内外で高い評価を受けているようだ。非日常的なシーンもあれば、お笑いの要素もあって「Mr.ビーン」を髣髴させるシーンもあった。確かに面白い。ただ、これは好みの問題ではあろうが、「また観てみたい」というほどの気持ちにはなれなかった。何が足りないのか、と考えてみた。たぶん「官能性がほとんどない」「中途半端に無機質」ということではないだろうか。美意識の違いということかな。

 「水と油」を観終わってから新宿に移動、しばらくホテルで休息し、歌舞伎町「ロフト・プラスワン」に出かける。そこで今夜「SM & ストリップ・ショー」を観た。これが結構面白かったんだよね。この種のイベントを低俗だとか言って斥ける考えは、俺にはない。俺は「表現者」の端くれとして常に自問していきたい。オンナのハダカ以上に人々の心揺さぶる表現を俺自身できているのか、と。
 もちろん、オンナのハダカが観られればそれでいい、というわけではない。ショーとしてのクオリティーは問題にしたい。そこには美学がなければならないと、俺は思う。アラーキーが撮る花々の写真のなかにあふれんばかりに映し出されるエロス、それ以上のエロスが漂ってこなければならないのだ、と。過剰なまでの生命力で俺を大いに揺さぶっておくれ、とそんな思いで俺はあらゆる種類の舞台を見続けてきたのだろう。
 何ともエキサイティングな夜だ。血が騒ぐぜ。そして明日、俺はさいたまスーパーアリーナへ、総合格闘技「PRIDE」を観に行くことになっている。


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夏撃波 [MAIL]