| 2004年04月26日(月) |
B級遊撃隊『Sの背骨』 |
名古屋を代表する劇団のひとつ、B級遊撃隊の『Sの背骨』(アトリエ公演)を観に行って来た。「ナンセンス不条理劇」というスタイルを確立している同劇団の公演を観るのは、これが2回目。 前回観たのが、確か2年前。愛知県芸術劇場小ホールでの、『ミノタウロスの悪夢』の公演であった。『ミノタウロス〜』はホンとしても非常にすぐれた作品で、その舞台も完成度は高かったように思う。以来、「B級」は私にとって気になる劇団のひとつとなった。 そんなわけで、今回の公演も期待する気持が大きかったのだが、率直な話、あまり面白くなかった。『Sの背骨』も『ミノタウロス〜』と同様に「ナンセンス不条理劇」のテイストが感じられるのだが、観ている私の側に訴えてくる力が非常に弱かった。今回の『Sの背骨』には「リアリティー」が感じられないのだ。その要因は、ホンの力だったり、役者の力だったりするのだが・・・。 そういえば、『ミノタウロス〜』の時には、今回演出に専念している神谷と、劇作家の佃の掛け合いがテンポよく、芝居のなかでひとつのリズムを作り出していたのだが、そうした芝居のリズムという点が今回は軽視されているようにも思われた(というか、佃ー神谷コンビの絶妙な間は真似できるものではないが)。 でも、「B級」の芝居にはこれからも期待を寄せたいし、きっとまたすぐれた作品を見せてくれることと思う。
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