| 2004年03月01日(月) |
東へ西へ(横浜・京都篇) |
今日は、「東へ西へ」横浜・京都篇であります。
まずは、横浜篇から。と言っても、たまたま観たい映画が横浜で上映されていたということで、横浜の観光スポットには立ち寄ってません。 会田誠という現代美術作家をご存知でしょうか? 観に行った映画は、その会田誠の作品製作や作品展などの活動を追ったドキュメンタリーです。会田は、「切腹女子高生」「戦争画Return」「ダンボール城」などの「問題作」を次々に発表し、コアなファン(ファンはコアにならざるを得ません)を獲得しています。また、漫画「ミュータント花子」はエロ・グロ・戦争・SF等の入り混じった作品ですが、アナーキーで過剰なまでのエネルギーを感じさせる世界が展開されます。「下品」と言えば確かに「下品」ではありますが、そんな「下品」な作品世界というものも決して嫌いではありません。「文化」というものは様々あって形づくられるのだと思いますから。 映画館を出ると、外は小雪が舞ってるではありませんか。新幹線が止まらないことを祈りつつ、早めに京都へ向けて旅立ちました。
京都は、確か昨年の12月以来です。京都芸術劇場(京都造形芸術大学内)に創作能を観に行きました。「ポール・クローデルの詩による創作能・内濠十二景あるいは<二重の影>」(渡邊守章・作・構成・演出)、出演は観世栄夫・梅若晋矢・野村萬斎。地謡・囃子方も豪華です。 私はいわゆる日本の伝統芸能にも大いに興味を持ち、特に能は好きなのですが、実はすべてを理解して観ている訳ではありません。でも、能衣装や能面ひとつとっても非常に興味をそそられますし、鼓の音や謡、そして能役者の動きになぜか心を揺さぶられてしまうのです。非日常的で神秘的な世界に陶酔している自分自身をそこに発見します。 今日の舞台はいい意味ではりつめた空気が感じられ、とてもよい舞台であったと思いました。素晴らしい能の舞台は、美しい一篇の詩であると私は思います。 夜8時40分ごろ終演。余韻に浸りつつも、明日の仕事に備えて名古屋への家路を急ぐ私でした。
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