このホームページ、最近はすっかり私の「道楽日記」と化していますが、もともと道楽者なのだからそれも致し方ありません。それでもってまたまた「観劇旅行」に出ています。いつもと違うのは、表題のとおり「東へ西へ」であります。今日は東京、明日は京都と駆けずり回ります。 では、「東へ西へ」・東京篇の始まり、始まり。
まずは、新宿文化センターにて台湾のダンス・カンパニー、「雲門舞集」(クラウド・ゲイト舞踊団)の「水月」というダンス作品を鑑賞しました。バッハの曲をバックに太極拳や気功などの動きを取り入れた踊りが舞われました。舞台後方に設置された巨大な鏡と3000リットルの水を用い、幻想的な舞台が展開されてました。「東洋の英知」を感じさせる舞台でした。 終演後、新宿のホテルに荷物だけ置いて下北沢の小劇場「スズナリ」に移動しました。
夜7時より「スズナリ」にて燐光群公演「だるまさんがころんだ」を観劇しましたが、これがとてもとても見ごたえのある作品でした。燐光群の作品、坂手洋二の戯曲に絶大の信頼を寄せている私ですが、期待した以上の作品に仕上がっていました。 「イラクへの自衛隊派遣」問題を射程に収めつつ、「地雷」をテーマに物語は展開しました。いわゆる「社会派」の芝居で、扱うテーマは重いものですが、これがエンターテイメントとしても非常に面白い仕上がりになっていました(風刺がとてもよく効いていましたし)。作家自身がこの問題を自分自身の問題として十分に消化し、それを役者陣も見事に演じきっていたという印象を持ちました。 とにかくホン自体も、役者の動きもテンポよく、決して観客を飽きさせることがなかったように思います。暗転中の舞台転換も見事で、そのことも小気味よいテンポを作り出す一因になっていたとも思われました。 最近は、芝居よりもダンスの方が面白く感じられることが多かったのですが、久しぶりにとても質の高い芝居を観たように思われ、「役者の端くれ」としては嬉しかったですね(「総合格闘技」に押され気味のプロレスを愛してやまないプロレスラーの心境に似てるかも?)。 気が早いけど、燐光群の次回作が早く観たいと思いました。
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